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『間違い』電話
第2章 『密会』
「今度はお友達や娘さんと来てみたらどうですか?昼間なら、この辺りも安心ですよ」
尚子は口に運ぼうとした、うどんを止めた。
「友達……娘…ですか…」
「ええ…良かったら教えてあげて下さい。ここならゆっくり出来ますから…」
「そう…します…」
それからお互い会話も余りないまま、食事は終わった。
会計を済まし、地上に上がる。
階段を昇りながら尚子が、俺の背中に話し掛けてきた。
「すみません…ご馳走して頂いて…」
「いえ、誘ったのは僕なんで!もっと高級なモノにすれば良かったですかね!」
「まぁ!賢さんたら!」
楽しそうに笑った。
ドキン…。
何だよ…普通に笑ってれば、それなりに可愛いのに。
さっき愚痴を吐いてた時とは、別人に見える。
その時だった…
「あっ……主人…」
へ…『主人』だと?
尚子の視線の先には…
中年男性と女性が…ホテルの方向に歩いていた。
尚子は口に運ぼうとした、うどんを止めた。
「友達……娘…ですか…」
「ええ…良かったら教えてあげて下さい。ここならゆっくり出来ますから…」
「そう…します…」
それからお互い会話も余りないまま、食事は終わった。
会計を済まし、地上に上がる。
階段を昇りながら尚子が、俺の背中に話し掛けてきた。
「すみません…ご馳走して頂いて…」
「いえ、誘ったのは僕なんで!もっと高級なモノにすれば良かったですかね!」
「まぁ!賢さんたら!」
楽しそうに笑った。
ドキン…。
何だよ…普通に笑ってれば、それなりに可愛いのに。
さっき愚痴を吐いてた時とは、別人に見える。
その時だった…
「あっ……主人…」
へ…『主人』だと?
尚子の視線の先には…
中年男性と女性が…ホテルの方向に歩いていた。