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『間違い』電話
第14章 『魔性』
「4万……カードでお願いします…」


「畏まりました…カードお預かり致します」


目の前で紳士的に対応してくれるホテルマンをぼんやりと見やる。


まぁ…別に、一人暮しだし…
麻里との挙式する時のために貯めた費用も手を付けてないしな…。


「サインをお願い致します」


書きなぐる様にペンを走らせ、いそいそとホテルを後にした。


駅に向かうと帰宅ラッシュで、疲れた顔のサラリーマンたちと同化する。


端から見たら、俺も仕事帰りに思われるんだろう…。


満員電車の吊革を握って、意味もなく広告を眺めながら…
ふと、胸を過る…


陥れた筈の『宏実』という女に…


俺はゆっくりと、引き摺り込まれているのではなかろうか…。



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