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『間違い』電話
第14章 『魔性』
バスタブは真っ赤な水が溢れ…
排水に大量に流れていく…。


力なく浮かぶ腕には…
パックリと切れ目が刻まれている。


血の気の無くなった顔は…
蒼白になっていて生気を感じない…。


「な…なんで…」


何が起きたんだ…


何で…お前がここに居るんだ?


「麻里っ!」



叫んだ名前はこんな事をするなんて…


予想だにもしていなかった人物。


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