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『間違い』電話
第14章 『魔性』
実際は20分程だろうか…

救急車が到着するまでの時間が…
やたら長く感じた…。


救急隊に聞かれた事に淡々と答えたけど、冷静と言うよりは… 

無意識に近かった。


麻里は何とか無事だったが…


睡眠薬も大量に服用していた様で、昏睡状態が続くと言われた。


ベッドに横たわる麻里は…まだ青白い。


裏切っていった女たけど実際こうなってみると、まだ愛情は自分の中にも幾分か残っているのだろうか…。


何とか一命をとりとめた安心感もあってか、どっと疲れが押し寄せてきて、麻里の枕元に顔を俯せて眠ってしまった…。



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