この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『間違い』電話
第15章 『連鎖』

「え…泥棒?」
宏実の言葉に看護師は戸惑った。
「何でもないです!失礼しますっ!」
必死で宏実を病室から引き摺りだす。
「賢っ!離しなさい!」
まだヒステリックに叫ぶ宏実に流石にブチ切れた。
「いい加減にしろよ!ここは病院だぞ!そんな騒ぐなよ!」
「だから何よっ!あの女が何したか解ってんの!」
「知るかよ!今はそんなのどうでもいい!騒ぐなら外に出てからにしろよ!」
「離してよ!賢には用はない!」
な…こんなに感情的になる女だったのか…
尚子と似たり寄ったりだな…。
周りの目を気にしつつ何とか建物から出れた時には、冷や汗で背中がビッショリと濡れていた。
宏実の言葉に看護師は戸惑った。
「何でもないです!失礼しますっ!」
必死で宏実を病室から引き摺りだす。
「賢っ!離しなさい!」
まだヒステリックに叫ぶ宏実に流石にブチ切れた。
「いい加減にしろよ!ここは病院だぞ!そんな騒ぐなよ!」
「だから何よっ!あの女が何したか解ってんの!」
「知るかよ!今はそんなのどうでもいい!騒ぐなら外に出てからにしろよ!」
「離してよ!賢には用はない!」
な…こんなに感情的になる女だったのか…
尚子と似たり寄ったりだな…。
周りの目を気にしつつ何とか建物から出れた時には、冷や汗で背中がビッショリと濡れていた。

