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『間違い』電話
第16章 『報復』
指先に乗せているお猪口に、日本酒を注いでやる。
「冷やが美味しいみたいだよ」
「冷やか熱燗かなんて、味やっぱり違うの?」
「まぁね…まぁまぁ違うよ」
「ふ~ん…そうなんだ…私には良く解らないなぁ~」
穏やかな一時。
こうして居れば…
ただ普通に旅行に来た男女だろうか…。
でも俺たちの今の前には…
数人の屍が積み上げられているんだ…。
「尚子…明日はどこに行きたい?」
今日大方見てしまったから、聞いてみると
「う~ん…絶壁をもっと近くでみたいな…」
「分かった…調べて行ってみようか…」
「うん!」
嬉しそうに微笑む尚子…
注いだお猪口から、日本酒が溢れだす…
まだ…
絶壁に拘るんだな…。
「冷やが美味しいみたいだよ」
「冷やか熱燗かなんて、味やっぱり違うの?」
「まぁね…まぁまぁ違うよ」
「ふ~ん…そうなんだ…私には良く解らないなぁ~」
穏やかな一時。
こうして居れば…
ただ普通に旅行に来た男女だろうか…。
でも俺たちの今の前には…
数人の屍が積み上げられているんだ…。
「尚子…明日はどこに行きたい?」
今日大方見てしまったから、聞いてみると
「う~ん…絶壁をもっと近くでみたいな…」
「分かった…調べて行ってみようか…」
「うん!」
嬉しそうに微笑む尚子…
注いだお猪口から、日本酒が溢れだす…
まだ…
絶壁に拘るんだな…。