この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
『間違い』電話
第16章 『報復』
「はい…分かりました…わざわざ有難うございました…」
通話を終了してスマフォを枕元に置くと、襖が開き隣の部屋から尚子が戻ってきた。
「はい…賢…喉乾いたでしょ?」
グラスに入った水を差し出してきた。
さっきの水音はこれだったのか…
漠然と思いながら、グラスを受け取る。
「有難う…」
一気に水を飲み干すと、心なしか淡い匂いが鼻腔を衝いた。
その間に尚子は無表情で俺のムスコからゴムを外し、ジップ付きのビニール袋に入れている。
「尚子…ゴム…どうすんの?」
「うん…記念に取っとくわ…」
「取っとくって…」
使用済みのゴムをどうする気なんだ?
異様な行動に寒気を感じると、尚子は能面の様な顔でゴムを眺めながら
「麻里…どうしたの?」
通話を終了してスマフォを枕元に置くと、襖が開き隣の部屋から尚子が戻ってきた。
「はい…賢…喉乾いたでしょ?」
グラスに入った水を差し出してきた。
さっきの水音はこれだったのか…
漠然と思いながら、グラスを受け取る。
「有難う…」
一気に水を飲み干すと、心なしか淡い匂いが鼻腔を衝いた。
その間に尚子は無表情で俺のムスコからゴムを外し、ジップ付きのビニール袋に入れている。
「尚子…ゴム…どうすんの?」
「うん…記念に取っとくわ…」
「取っとくって…」
使用済みのゴムをどうする気なんだ?
異様な行動に寒気を感じると、尚子は能面の様な顔でゴムを眺めながら
「麻里…どうしたの?」