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『間違い』電話
第5章 『侵襲』
ドッドッドッドッ!


脈拍が一気に早くなる。


固まってる俺に尚子は駆け寄り


「賢さん、これからお昼でしょ!お弁当作って来たの!」


ニッコリ笑って、胸に抱えてた荷物から弁当箱を取り出した。


「な…んで…会社…」


「え~だって、お弁当渡したかったんだもん!」


「そうじゃっ!」


受付の女の子が!怪訝な顔してこっちを見ている。


尚子の声はトーンが高いのもあって、無駄にエントランスに響く。



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