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『間違い』電話
第6章 『接近』
奥から…『岩村さん』が現れた。


「お邪魔しました…麻里先輩にお世話になってます…岩村…尚子です」


ニッコリ微笑むが…目が笑っていない…尚子が居た。


「こ…こんばんは…」


「初めまして…でも、麻里先輩がいつも賢さんの話しをしてるから…初対面に思えないかも…ふふふ」


口がニタリと…上がる。



「もう!岩村さんたら、変な事言わないでよ!」


麻里は照れ臭そうに言っているが…

その時の尚子の目線は、俺をガン見していた。


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