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『間違い』電話
第6章 『接近』
「そうだよ…だからもう…こうゆうのも困る…」
「…なんで…ずっと一緒に同棲してただけで…義理立てする事は無いんじゃないかな?」
「義理立て?」
何がどうなって、その解釈になるんだ!
駄目だ!話になんない!
「尚子さん…取り敢えず今日は帰って…」
尚子は立ち止まって俯いた…。
ヤバイ…泣くのか!
「賢さん…麻里さんと結婚……わ…よ…」
何を言ったか聞き取れなかったが…
垂れたストレートの髪の間から…
薄ら笑いが…
浮かんで見えた…。