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『間違い』電話
第6章 『接近』
何か考えてるのか、首を傾け
「…本当に…旦那の事…協力してくれる?」
「あぁ…出来る範囲の事なら…手伝うから!」
尚子は…口元に笑いを浮かべ
「分かった…賢さん…指切りして…」
「指切り?」
「うん…協力してくれるって…約束…?」
指切りして…マイクロSDは返してくれるのか?
戸惑う俺に尚子は
「私も…約束するわ…コピーもしないから、安心して…」
そう言って、小指を絡め取る…。
「指切りげんまん~」
尚子は小指を振りながら、歌い出した。
その時の顔が、本当に愉しそうで…俺は何も言葉が出なかった…。
「指切った!」
パッと指を離した。
「あっ…」
「ふふ…ねぇ…賢さん、『指切りげんまん』の歌の由来知ってる?」
「え?詳しくは…」
いきなり何なんだ?
「そっか…知らないんだ…」
尚子は小指を愛しそうに見詰めて、唇で咥えた…。
「…本当に…旦那の事…協力してくれる?」
「あぁ…出来る範囲の事なら…手伝うから!」
尚子は…口元に笑いを浮かべ
「分かった…賢さん…指切りして…」
「指切り?」
「うん…協力してくれるって…約束…?」
指切りして…マイクロSDは返してくれるのか?
戸惑う俺に尚子は
「私も…約束するわ…コピーもしないから、安心して…」
そう言って、小指を絡め取る…。
「指切りげんまん~」
尚子は小指を振りながら、歌い出した。
その時の顔が、本当に愉しそうで…俺は何も言葉が出なかった…。
「指切った!」
パッと指を離した。
「あっ…」
「ふふ…ねぇ…賢さん、『指切りげんまん』の歌の由来知ってる?」
「え?詳しくは…」
いきなり何なんだ?
「そっか…知らないんだ…」
尚子は小指を愛しそうに見詰めて、唇で咥えた…。