この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
2026人質交換を託された女 (下巻)
第1章 救出
体が引き上げられ、一瞬ふらつき、隊員の胸に手が添えられる。里紗の足裏の感触が曖昧になる。踏み出す一歩が重かった。

里紗と葵が檻の外に出た際、他の女性行員は隊員に付き添われる形で、順番に動かされていく。2人も歩かされ、隊員たちに誘導されるまま、体が従い、階段を上る。

行員通用口の扉は、突入時の爆発で吹き飛ばされ、もうなくなっていた。その先はブルーシートが、視界を奪っていた。外は見えない。切り取られた道の中だけを進む。

光が変わり、強くなっていた。空気が入れ替わり、人の声が増えていた。

里紗の先に、人が立っていた。動かず、じっと里紗を見つめた。里紗の視界が霞み、その人物に固定される。他へ逸れることがなかった。

隊員に体を支えられ、ゆっくりと距離を詰めていく。里紗は、その人物の前で止まった。

「……よく頑張ったな……」

それは、英の声だった。

里紗の体の支えが、一気に抜けた。英の胸へ、体の重さがそのまま預けられる。顔を埋め、涙が男の白シャツに、目立たない染みを作っていく。
/25ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ