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 不倫遊戯
第11章 (11)
「実はさ、犯人は誰か知らない。これが真実。だから、あれは本当に趣味の悪い冗談だったんだよ。反省してる」

「そう。。ですか。。。」

葉月は椅子の背もたれに背をつけた。

「何で気になるの?自分が働いている会社のトップのプライベートは気になる?」

葉月は黒田のワインを飲み

「実は最近、社長の奥様を見たんです」

「どこで?」

「事務所にいらっしゃって」

「そう。それで?」

葉月は眉をひそめて

「奥様を見て、この人、過去に見たことがあるって思って。それで考えたんです。どこで見たんだろうって」

「過去?どこかで会ったとか?」

「そうじゃなくて」

「会ってはいないんだ」

葉月は声を小さくして

「誰にも言わないって約束できますか?」

「言わないけど、何でそんな秘密めいたことを俺なんかに?」

「黒田さんは社長と親しいですし、これを話せば私の知りたいことが判明するんじゃないかって思って」

「わかった。でも、場所を変えよう。話しやすい場所に」

「はい」
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