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 不倫遊戯
第11章 (11)
「ただいま」

仕事帰りのイクマがリビングに入ると

「あれ、ママは?」

双子の娘達がイクマに近寄り

「ママ、しんどいって言って寝てるよ」

イクマはカバンを床に置き、二階に上がった。

寝室のドアをそろっと開ける。

廊下の光が、暗闇だった寝室に差しこんで

フッとまぶたの内が明るくなり、私は目を覚ました。

イクマはベッドに横になる私に近づいて

「体調悪いのか?大丈夫?」

私は上半身を起こして

「今、何時?ご飯を作らないとね」

すると、夫は私の肩をおさえて

「いいよ。休んでて。俺がやるから」

ベッド脇に座り

「どうしたんだよ?疲れが出たのか?家のこと、頑張りすぎじゃないか?」

私は頭をおさえて

「いろいろ考えてたら、頭がフラフラして」

「何を考えてたんだ?」

「とにかく、変な夢を見た」

「どんな?」

「みんな死ぬ夢」

「みんなって誰?」

「大切な人達」

イクマは立ち上がり

「慰めにはならないと思うけど、人の死ぬ夢を見るって悪夢じゃなくて、案外縁起が良いって聞いたことあるよ。気にしない方がいいんじゃないか?」

私はベッドから降りて

「ありがとう。少し元気出た。ご飯作るね」
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