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愛する男と人妻美香の秘め事
第11章 浴衣を脱がせてください(1)
昨夜から降り続いていた雨も上がり、今日は気持ちのいい天気の日だった。阿蘇のカルデラの北西の稜線上の道路、通称「ミルクロード」を二人を乗せた車は走っている。
黄金色の沢山のススキの穂が風で揺れ、茶色の地肌をちらりと覗かせる草原を黄金色の絨毯へと変貌させている。風に揺れ動くススキの音を聴きながら、最初の目的地の大観峰に到着した。
車を降りると、頬に心地の良い爽やかな風が当たる。目の前には360度のパノラマが広がり、雄大な阿蘇五岳がどっしりと構えている。私は思いっきり背伸びをしてから、深呼吸をした。都会では感じない美味しい空気が、私の体を浄化しながら体の中を駆け巡っていく。ススキが揺れる牧野の上空に浮かぶ太陽が、円錐形をした米塚の光陰をより濃淡に映し出している。
「わあ、すっごい。素敵。あれが阿蘇山?」
「そうだよ。阿蘇五岳って言うんだけど、よく見ると、お釈迦さまが寝ているように見えない?」
「そういわれてみれば、確かにそうね。」
広大なカルデラ平野から吹き上げる涼しい風が私の黒髪を揺らし、口元に黒髪がまとわりついた。コートの襟を立てると、感じる寒さも和らぎ、この景色をいつまでも見ていたいと思った。
ミルクロードを抜け、しばらく地道を走りながら、車はずいぶんと山奥に入ってきた。阿蘇のふもとでは緑色だった木ノ葉も、車を進めるにつれて赤や黄色に変わっていく。行違う車の数がだんだんと減っていく中、三方を山に囲まれた道が急に開けた。橋を渡り、川沿いに車を走らせると目的の黒川温泉に到着した。
「黒川温泉へようこそ」という看板を見ながら、温泉街入り口の小さな駐車場に車を止めた。するとIくんが身を乗り出してきた。少し緊張しながら私は目をつむると、私の唇に彼の唇が重なる。互いの舌を絡み付けるようなキスをされると、なぜだか鼓動が早くなり、胸の奥底が熱くなった。
彼は上半身を起こすと、私の肩に手を添えながら、
「さあ、着いたよ。お疲れ様」
黒川温泉。レトロな温泉情緒の漂う風景が広がる温泉街。旅館、土産屋や立ち並ぶ石畳の路を歩いていると、あちらこちらから湯煙が上がっているのが視界に飛び込んでくる。川のせせらぎを聞きながら、田野原川沿いを二人で手を繋いで歩き、石橋を渡ると目的の旅館に到着した。情緒あふれる温泉宿
「まあ、すごい素敵」。私の胸はときめいた。
黄金色の沢山のススキの穂が風で揺れ、茶色の地肌をちらりと覗かせる草原を黄金色の絨毯へと変貌させている。風に揺れ動くススキの音を聴きながら、最初の目的地の大観峰に到着した。
車を降りると、頬に心地の良い爽やかな風が当たる。目の前には360度のパノラマが広がり、雄大な阿蘇五岳がどっしりと構えている。私は思いっきり背伸びをしてから、深呼吸をした。都会では感じない美味しい空気が、私の体を浄化しながら体の中を駆け巡っていく。ススキが揺れる牧野の上空に浮かぶ太陽が、円錐形をした米塚の光陰をより濃淡に映し出している。
「わあ、すっごい。素敵。あれが阿蘇山?」
「そうだよ。阿蘇五岳って言うんだけど、よく見ると、お釈迦さまが寝ているように見えない?」
「そういわれてみれば、確かにそうね。」
広大なカルデラ平野から吹き上げる涼しい風が私の黒髪を揺らし、口元に黒髪がまとわりついた。コートの襟を立てると、感じる寒さも和らぎ、この景色をいつまでも見ていたいと思った。
ミルクロードを抜け、しばらく地道を走りながら、車はずいぶんと山奥に入ってきた。阿蘇のふもとでは緑色だった木ノ葉も、車を進めるにつれて赤や黄色に変わっていく。行違う車の数がだんだんと減っていく中、三方を山に囲まれた道が急に開けた。橋を渡り、川沿いに車を走らせると目的の黒川温泉に到着した。
「黒川温泉へようこそ」という看板を見ながら、温泉街入り口の小さな駐車場に車を止めた。するとIくんが身を乗り出してきた。少し緊張しながら私は目をつむると、私の唇に彼の唇が重なる。互いの舌を絡み付けるようなキスをされると、なぜだか鼓動が早くなり、胸の奥底が熱くなった。
彼は上半身を起こすと、私の肩に手を添えながら、
「さあ、着いたよ。お疲れ様」
黒川温泉。レトロな温泉情緒の漂う風景が広がる温泉街。旅館、土産屋や立ち並ぶ石畳の路を歩いていると、あちらこちらから湯煙が上がっているのが視界に飛び込んでくる。川のせせらぎを聞きながら、田野原川沿いを二人で手を繋いで歩き、石橋を渡ると目的の旅館に到着した。情緒あふれる温泉宿
「まあ、すごい素敵」。私の胸はときめいた。

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