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愛する男と人妻美香の秘め事
第12章 浴衣を脱がせてください(2)
宿の玄関で靴を脱ぐと、気立てのよさそうな中居さんたちが丁重に挨拶してくれた。鞄を預け、今晩泊まる離れの部屋へと案内される途中、

「お風呂なんですが、当旅館には男性用、女性用と露店風呂があって、もう一つは混浴になっております。混浴はバスタオルをつけての入浴は大丈夫ですので、利用される際はご安心下さい」

さらに廊下を進んでいくと、どこからか川のせせらぎが聞こえてきた。母屋と離れを繋ぐ廊下を進むと、突き当りの部屋に着いた。扉が年季の入った茶色のずっしりとした引き戸になっていた。少しかわってるな・・と思いつつ、引き戸を開けた向こうは障子で閉ざされていた。

中居さんは、私の心を見透かしたかのように、
「部屋は二重扉になっているので、どんなに大きな声でしゃべられても、外に声が漏れだすことはないようになっております。外の音もうるさくないようになってますので、どうぞごゆるりとされてください」

中居さんに他意はないにしろ、あまりの第六感的な言葉に私は思わず別の意味で微笑んでしまった。

広い和室には座卓が一つという空間。桟敷に出ると、眼下には、さっき耳にしたせせらぎを響かせる川が流れている。

「これからどういう予定にされていますか」と聞かれたので、「長距離ドライブで疲れましたから、少しゆっくりしてから、温泉巡りに行こうと思ってます」と彼は答えた。

中居さんがお茶を用意しながら、
「一度、こちらにお布団を敷きに参ります」。夕食は、ここここでという説明を受け、
「何かありましたら、そちらの電話でフロントにお電話下さい。私どもは、明日の朝までこちらに来ることはございませんので」

そう言い残して中居さんたちは部屋を後にした。

部屋の中が静かになると浴衣に着替えた。

「女性用の露天風呂に行ってこようかしら」と言う私の手を引っ張ると、私を布団のない畳の上に寝転がした。そして温泉巡りをする前に私たちは求め合った。もう待てない。ため込んでいたセックスへの衝動が爆発したわ。

私は浴衣の紐を解き衿をひろげ、押し下げながら片方ずつ腕を抜き取る。広げた浴衣の上で横になった私に覆いかぶさると、彼は柔らかな二つの膨らみをもみあげ、感じている体の一部分の固くなった乳首を吸い、舌先を丸めながら黒豆を転がし始める。

「ああ、ああん」。私の口からは早くも甘い吐息が漏れた。
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