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愛する男と人妻美香の秘め事
第15章 浴衣を脱がせてください。(5)
彼が私の背後に回り松葉崩しの体位に変化した。結合がさらに深まり肉棒が奥の奥まで入っていく。

彼は腰を前に突きだすが、潤滑油のおかげで抵抗なく肉棒が体の中に入ってくる。お腹の上に置かれた彼の手を握りしめながら歓喜の渦の中で身もだえする。

彼は絶頂を迎えようとしている。

「もう出そうだ、本当に中で出していい?」。

さっきいったでしょ、大丈夫だって。そんなこと、わざわざ言わなくてもいいのに。彼の純粋さに思わず胸が熱くなり、

「うん、中で出して。中が気持ちいいの」

彼は少し遠慮がちだったが、思いっきり下腹部に力を込めてから私の中に精を解き放った。

布団の上には、脱いだばかりのピンクのパンティとブラジャーが散らばっているのが見えた。

*****
「気持ちよかった?」
私はうつむきながら、うん、と答えた。

ぱっと浴衣の裾をまくられ太股を撫でられ、
「ん、やだ」

「えっ、何が?」

「またするの?」

「いや、そうじゃないんだ」

私たちは浴衣を羽織り、レンタル浴衣、入湯手形、そして貸し切り風呂を予約するためにフロントへ行く。

(私達が離れに泊まる理由は、私の喘ぎ声が隣に聞こえないようにするためなの。私のあのときの声って大きいから、壁が薄いと隣に聞こえちゃうでしょ)

離れにある2部屋の入り口は互い違いになっていて、私達の部屋の入り口は奥にあるが、離れの別の部屋から微かだけど明らかにアレの時の声が聞こえてきた。

「あっ、何?」と思いながら、手前にある部屋の前を通ると、今度ははっきりとあの声が聞こえる。子猫のような泣き声のようなあの声。

(あっ、あっ、あっ、いくっ、いくっ)

恥ずかしくなって繋いだ彼の手をぐっと握った。実は今日のこの部屋の宿泊客の顔は知っている。チェックインしてから部屋へ案内さしてもらう途中、浴衣姿の長い黒髪のキレイな女性と、明らかに年の離れた男性がこの部屋に入るのを見た。松下奈緒似の女性は私を見ると、素敵な笑顔を作り「こんばんわ」と挨拶をしてくれた。

(スッゴい綺麗な人だったわよね、あの人の顔、でもどっかで見たことあるような・・ううん、きっと気のせいよね)。

私は頭の中のもやもやを振り払うように気持ちを切り変えようとしたが、あの声を聴いてしまった以上、彼女の顔を知っている分、私の中の興奮感だけは消えることはなかった。
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