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愛する男と人妻美香の秘め事
第28章 終焉の時(6)
川のせせらぎ、鳥のさえずる声が聞こえる。障子からさし込む白い光が畳に一筋の糸道を作り出している。

「なんだかまだ眠いな」

部屋の和盆卓の上に散らばるゴミを片付けながら、再び眠りに入った彼の顔を見つめる。はだけた浴衣の裾から見える肉棒は小さく萎縮し、持ち主と同じく眠るように彼のお腹の上でじっとしている。萎んでじっとしているぺニスが可愛くて、チョんと触ってみる。もちろん反応はない。キスしてみる。近くで見ると愛液が渇き、肉棒に白い粉が噴いている。鼻を近づけて匂いを嗅いでみる。酸味のような香りがした。

(激しかったな~昨日は)

うっとりしながら彼の見つめる。

(今のうちに、またお風呂行こうっと)と彼を起こさず、静かに部屋を出た。

脱衣場の篭には先客の浴衣が入っている。髪を団子状に頭の上で纏めてタオルで体を隠して露天風呂に入る。入口近くの石床は冷たかったが、浴場に近づくにつれて暖かくなっていく。

桶で掬ったお湯を身体にかけ、タオルをそっと外して湯船に浸かる。目の前の紅葉はすでに終わりかけの赤葉を所々に茂らせ、お湯に肩まで浸かりながら、その景色に心を奪われた。私はのぼせやすい体質だったが、今回はこのまどろみの中にいつまでも浸っていたかった。

「おはようございます」。ふと声をかけられてびっくりした。私はド近眼なので、つい傍まで人が近寄っていることに声をかけられるまで気づかなかった。

「おはようございます」と返事を返した相手は、あの黒髪の美女だった。

「おはようございます。確か・・同じ離れの方ですよね」

「そうです。昨日、お会いしましたよね」

「ここのお風呂、気持ちいいですよね。どこから来られたんですか?」。

「大阪です」

「私は東京です。大阪には何度か行ったことはありますが、熊本は初めてなんです。でも噂以上にいい温泉ですね。ここは」

しばらくたわいもない会話を交わし笑いあった。
「お先です。」
浴槽を先に出る彼女の後姿に目を見張った。曲線美の背中、釣り鐘形の艶やかな豊乳、括れたウェスト、逆ハート型の美形のヒップ、陶器のような白い綺麗な肌はまさに芸術品だった。

眩しいばかりに研ぎ澄まされた女体に思わず嫉妬してしまったわ。あまり長風呂は得意じゃないのに、彼女との会話でついつい長風呂してしまったので、少しのぼせてしまっちゃった。私も上がろうっと。
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