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エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第13章 《娘が運んだ甘い罠》
香代子はゴクリと唾を飲み込み、震える手で、再び恐る恐るその偽装された本の表紙をめくった。
そして、若い女たちのグラビアをパラパラと進めていった時。彼女の目は、ある見開きページに完全に釘付けになった。

そこは雑誌の後ろの方に組まれた、数ページだけの特殊なコーナーだった。
若い女ではなく、熟れた肉体を持つ40代の女が、卑猥な表情で男を誘う見開きページ。
なんと、数ある若い女のページには目もくれず、その『熟女』の顔や胸のあたりにだけ、白濁したシミが点々とこびりつき、カピカピに乾いているのだ。
そして、ページを開いた瞬間にツンと鼻を突いたのは、あの日の白昼のリビングで優香が飲み干していた、凶暴なまでの「牡」の匂い。間違いない、聡の精液の匂いだった。

(聡さんの……? どうして、こんなものが……!?)

香代子の頭は混乱の極みに達した。
この精液の匂いは間違いなく娘の夫のものだ。聡が自分で処理するために使っていた本が、何かの手違いで旅行雑誌に紛れ込んでしまったのだろう。
しかし、香代子の理性を激しく揺さぶったのは、若い女のページは綺麗なままなのに、わざわざ「40代の熟女」のページを開いて、あれほど強烈な精液をぶちまけていたという事実だった。

(あの人は……若い優香という妻がいながら、私と同じくらいの年齢の女の身体で、こんなに激しく興奮するの……?)

手違いで届いてしまった(と香代子は思い込んでいる)娘婿の歪な性癖の証拠。
本来ならすぐに優香に突き返して文句を言うべきだ。しかし、香代子には絶対にそれができなかった。
もしこれを優香に言えば、娘は夫の裏の顔を知って深く傷つくだろう。それに何より、これを突き返せば、自分が「聡の精液のついた熟女のエロ本」を見て、強烈に意識してしまったことがバレてしまう。

香代子は、白濁したシミがこびりつくそのページから、どうしても目を離すことができなかった。

「あぁ……っ」

言いようのない背徳感と、自分と同年代の女に向けられた牡の生々しい欲望の痕跡。
香代子は、手の中の汚らわしい雑誌を床に落とすこともできず、ただ濡れそぼっていく自分の下腹部をきつく擦り合わせ、1人で身悶えするしかなかった。
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