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エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第18章 《娘にはできない熟母の奉仕》
──【2023年 秋(11月中旬)】
カチャリ、と金属音が響き、聡の手がベルトを緩める。
その乾いた音を聞きながら、香代子は不思議なほど冷静だった。
いや、冷静というよりは、諦めにも似た静かな覚悟が、彼女の腹の底に沈殿していたのだ。
(ああ、やっぱり……こうなってしまうのね)
香代子は、心のどこかで予感していたのだ。
聡が今日、この703号室を訪れた瞬間から、いや、もっと前から。
優香がいない夜に、めかし込んで手料理を作り、酒を用意して待っていた自分。それは、「誘われたら断らない」という意思表示に他ならなかった。
6年半もの間、誰にも触れられず、女としての養分を与えられずに枯れ果てていた自分。
もし、この若くて牡々しい娘婿が、自分を女として求めてくれるのなら。
たとえそれが許されない背徳の行為だとしても、人生で最後に1度だけ、女として愛されたい。その思い出だけで、残りの人生を枯れ木のように生きていける気がした。
だから、これは罪ではない。これは、私の人生の「最後の想い出作り」なのだと。
「……見て、いただけるんですか?」
聡の問いかけに、香代子は言葉を発さなかった。
ただ、潤んだ瞳で彼を見つめ返し、ゆっくりと、しかし力強く頷いた。
聡は一瞬、眉を上げた。
多少の拒絶や躊躇いがあると思っていた義母が、あまりにも素直に、慈愛に満ちた娼婦のような顔で受け入れたからだ。
(なるほど……お義母さんも、限界だったってことか)
カチャリ、と金属音が響き、聡の手がベルトを緩める。
その乾いた音を聞きながら、香代子は不思議なほど冷静だった。
いや、冷静というよりは、諦めにも似た静かな覚悟が、彼女の腹の底に沈殿していたのだ。
(ああ、やっぱり……こうなってしまうのね)
香代子は、心のどこかで予感していたのだ。
聡が今日、この703号室を訪れた瞬間から、いや、もっと前から。
優香がいない夜に、めかし込んで手料理を作り、酒を用意して待っていた自分。それは、「誘われたら断らない」という意思表示に他ならなかった。
6年半もの間、誰にも触れられず、女としての養分を与えられずに枯れ果てていた自分。
もし、この若くて牡々しい娘婿が、自分を女として求めてくれるのなら。
たとえそれが許されない背徳の行為だとしても、人生で最後に1度だけ、女として愛されたい。その思い出だけで、残りの人生を枯れ木のように生きていける気がした。
だから、これは罪ではない。これは、私の人生の「最後の想い出作り」なのだと。
「……見て、いただけるんですか?」
聡の問いかけに、香代子は言葉を発さなかった。
ただ、潤んだ瞳で彼を見つめ返し、ゆっくりと、しかし力強く頷いた。
聡は一瞬、眉を上げた。
多少の拒絶や躊躇いがあると思っていた義母が、あまりにも素直に、慈愛に満ちた娼婦のような顔で受け入れたからだ。
(なるほど……お義母さんも、限界だったってことか)

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