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エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第20章 《娘の通話越しに狂う熟母の悦楽》
事後、聡の行動は迅速だった。
彼は余韻に浸ることなくベッドを降りると、さっとシャワーを浴びて身支度を整えた。
そして、まだ意識が朦朧としている香代子の耳元に唇を寄せ、低く囁いた。

「それじゃあ、優香を迎えに行ってくる。……ご馳走様でした、香代子」

最後に呼び捨ての名前を残し、聡は爽やかな顔で703号室を出て行った。

バタン、とドアが閉まる音が響く。
残された香代子は、精液と愛液にまみれたシーツの上で、力尽きたように横たわっていた。
股間の感覚は麻痺し、身体中が軋むように痛い。あまりの激しさに、意識が遠のきそうになる。
だが、その朦朧とした頭の中で、1つの強烈な感情が芽生え始めていた。

(聡は……今から優香の元へ行くのね)

さっきまで自分と1つになり、愛を囁いてくれていた男が、今は娘の夫として、娘を迎えに行っている。
その事実に、胸が焼け付くような嫉妬を覚えた。

(羨ましい……。優香は、毎日あの人に抱かれているの? 毎日、あの声を聞いているの?)

娘への罪悪感など、あの快楽の嵐の中に消し飛んでしまっていた。
代わりに残ったのは、黒く、深く、粘りつくような独占欲。

(嫌だ……離れたくない。たまに抱かれるだけじゃ嫌……)

香代子は、聡の匂いが染み付いた枕をきつく抱きしめ、暗い瞳で呟いた。

「聡を……私のものにしたい」

義母という仮面が完全に砕け散り、1人の欲深い女が、そこに誕生していた。
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