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エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第21章 《娘婿の誕生日に自ら牝へと堕ちる熟母》
──【2023年 秋(11月27日)】

あの日、703号室で狂ったように5度も交わり、最後に「香代子」と名前で呼ばれた夜。
香代子は、2人の関係が決定的に変わったのだと信じて疑わなかった。
しかし、その期待は残酷なほどにあっさりと裏切られた。

翌日から、聡は香代子に対して指1本触れてこなくなったのだ。
香代子は毎日念入りにスキンケアをし、少し胸元が開いた服を着て、香水まで変えて「女」に磨きをかけた。しかし、聡はそれに気づかないふりを貫いた。
2人きりになった時でさえ、あの熱を帯びた瞳を見せることはなく、冷ややかなほど穏やかな声で「お義母さん」と呼ぶ。
逆に、優香がいる前では、これ見よがしに優香のお腹を撫で、愛おしそうにキスをして、仲睦まじい夫婦の姿を香代子に見せつけた。

(どうして……? あんなに激しく抱いてくれたのに。私を女として求めてくれたのに……!)

放置と焦らし。
娘ばかりを愛でる姿を見せつけられるたび、香代子の胸の中で嫉妬と欲求不満がドロドロと煮詰まっていく。自分がただの「性欲処理の道具」だったのではないかという不安と、「もう1度抱かれたい」という激しい渇望が、香代子の理性を確実に蝕んでいった。

そんな生殺しの状態が続いたまま、11月27日。聡の45歳の誕生日を迎えた。
905号室のリビングでは、優香が張り切って準備したご馳走とケーキが並び、3人でのささやかな誕生日パーティーが開かれていた。

「聡さん、お誕生日おめでとう! パパになる歳だね」
「ありがとう、優香。最高のプレゼントだよ」

無邪気に笑う娘と、優しく微笑む夫。
その完璧な「家族の肖像」の中で、香代子は完全に疎外感を感じていた。
お祝いの言葉を口にしながらも、香代子の胸中は荒れ狂っていた。私だって、この人を満たしてあげられるのに。私の方が、この人の本当の凄さを知っているのに。

やり場のない嫉妬と焦燥感から、香代子はペースも考えずにワイングラスを煽った。
やがて酔いが回り、香代子の顔が真っ赤に染まり、とろんとした目で虚空を見つめ始めた頃。
聡が、ふと立ち上がった。
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