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エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第23章 《牝から母へ変わる夜》
──【2024年 冬(1月下旬)】
香代子が産婦人科で己の妊娠という驚愕の事実を知ってから、数日が過ぎた。
その間、彼女の心の中は、かつてないほどの穏やかさと、静かな喜びに満ち溢れていた。聡を陥れようなどという悪意はない。ただ純粋に、彼と深く結ばれた揺るぎない「証」を宿せたことが、女として、そして母として何よりも嬉しかったのだ。
そんなある日の夜。
905号室で夕食を終えた後、優香が小さく欠伸をして立ち上がった。
「ごめんなさい、聡さん。今日、なんだか少し疲れちゃって……お腹も張ってる気がするから、先にベッドで休むね」
「ああ、無理しないで。俺も、今夜は管理人室で少し片付けたい仕事があるから、後で行くよ」
「うん、おやすみなさい」
優香が寝室へ向かうのを見届けると、聡はいつものように部屋を出た。
向かう先は、もちろん管理人室ではない。香代子の待つ、703号室だ。
ガチャリ、と鍵を開けて部屋に入る。
リビングでは、香代子がソファに座って静かに温かいお茶を飲んでいた。聡は歩み寄り、背後からその豊かな胸元にそっと手を伸ばし、香代子のうなじに顔を寄せた。
「こんばんは、香代子。……優香は寝たよ」
2人きりの密室。そこにはもう義母に対するよそよそしさはなく、愛しい女に向ける甘く穏やかな響きがあった。聡は香代子がすぐに自分にすがりつき、あの夜のように熱を求めてくると信じていた。
しかし。
「……今日はだめなの、聡」
香代子はそっと、しかし確かな力で、自分の胸に伸びてきた聡の手を包み込むようにして止めた。
「え……?」
聡の動きが、ピタリと止まる。
あの日、初めて身体を重ねて以来、香代子が自分を拒んだことなど1度たりともなかった。常に自分を求め、激しく鳴いていた彼女が、愛撫を止めたのだ。
「どうしたの、香代子。どこか具合でも悪いの?」
香代子が産婦人科で己の妊娠という驚愕の事実を知ってから、数日が過ぎた。
その間、彼女の心の中は、かつてないほどの穏やかさと、静かな喜びに満ち溢れていた。聡を陥れようなどという悪意はない。ただ純粋に、彼と深く結ばれた揺るぎない「証」を宿せたことが、女として、そして母として何よりも嬉しかったのだ。
そんなある日の夜。
905号室で夕食を終えた後、優香が小さく欠伸をして立ち上がった。
「ごめんなさい、聡さん。今日、なんだか少し疲れちゃって……お腹も張ってる気がするから、先にベッドで休むね」
「ああ、無理しないで。俺も、今夜は管理人室で少し片付けたい仕事があるから、後で行くよ」
「うん、おやすみなさい」
優香が寝室へ向かうのを見届けると、聡はいつものように部屋を出た。
向かう先は、もちろん管理人室ではない。香代子の待つ、703号室だ。
ガチャリ、と鍵を開けて部屋に入る。
リビングでは、香代子がソファに座って静かに温かいお茶を飲んでいた。聡は歩み寄り、背後からその豊かな胸元にそっと手を伸ばし、香代子のうなじに顔を寄せた。
「こんばんは、香代子。……優香は寝たよ」
2人きりの密室。そこにはもう義母に対するよそよそしさはなく、愛しい女に向ける甘く穏やかな響きがあった。聡は香代子がすぐに自分にすがりつき、あの夜のように熱を求めてくると信じていた。
しかし。
「……今日はだめなの、聡」
香代子はそっと、しかし確かな力で、自分の胸に伸びてきた聡の手を包み込むようにして止めた。
「え……?」
聡の動きが、ピタリと止まる。
あの日、初めて身体を重ねて以来、香代子が自分を拒んだことなど1度たりともなかった。常に自分を求め、激しく鳴いていた彼女が、愛撫を止めたのだ。
「どうしたの、香代子。どこか具合でも悪いの?」

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