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エロ本を拾っただけなのに2 ~熟母・香代子~
第24章 《娘婿と交わす嘘のシナリオ》
「……でも、優香は今、妊娠6ヶ月の大切な時期だ。母胎への影響を考えれば、そんな真実を突きつけて激昂させるわけにはいかないよな」
「聡……」
「だから、香代子さえよければ……優香には、こういう話をしようと思うんだ」

聡は、香代子を抱き寄せ、その耳元で甘く囁くように提案した。

「香代子には、年明け前に付き合っていた彼氏がいた。離婚して寂しくしていたところに優しくされて、つい出来心で関係を持ってしまった。……でも、その男とはもう別れてしまって、今は所在も分からない。だから、この子はシングルマザーとして、1人でここで育てていく決心をした。……優香には、そう説明しよう」
「私が、見知らぬ男の人の子を……?」
「ああ。少しの間、優香には『だらしない母親』だと思われるかもしれない。でも、それはあくまで優香の母胎を守るための嘘だ」

聡は香代子の両肩をしっかりと掴み、その目を真っ直ぐに射抜いた。

「この子が生まれたら、俺はきちんと自分の子として認知する。出生届の父親の欄には、間違いなく俺の名前を刻むよ。この子を、名もなき男の『日陰の子』になんて絶対にしない」
「聡……っ」
「いずれ戸籍を見られて、優香にすべてがバレる日が来るかもしれない。……いや、きっと来るだろう。でも、その時は俺が全力で優香に土下座して謝罪する。すべては俺の欲望が招いた罪だ、香代子は俺が一方的に手を出した被害者だと、俺がすべての泥を被る。だから……俺の子を、香代子のお腹の中で、ここで育ててくれないか?」

その瞬間、香代子の中で何かが決定的に音を立てて崩れ落ち、そして新しく生まれ変わった。
ただの肉体関係でも、寂しさを埋めるための愛人でもない。この人は、私のためにすべての罪を背負い、一生を懸けて守り抜くと誓ってくれたのだ。

「……分かったわ、聡。私、そうやって優香に話す」

香代子は聡の広い胸にすがりつき、ポロポロと涙を流しながら頷いた。

(ああ、私……この人を、心底愛している)

義母としての罪悪感は完全に消え去り、香代子は1人の女として、聡という男の底知れぬ愛情と器に、永遠に心酔し、溺れていくのだった。
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