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空蝉~ウツセミ~
第3章 歪み
人気のない駐車場…
男は物陰に身を潜め、その時を待った。
カツカツと、ヒールの足音が近づいてくると ピッと音がして男の目の前の車のテールが光った。
人影が車のドアを開けた瞬間、
物陰から飛び出した男は 短めのタイトスカートから伸びた太股にスタンガンを押し当てた。
「ぐっ ぎゃっ…」
スタンガンを押し付けられた女は 小さく呻き その場に崩れ落ちる。
男は、女を手早く車に押し込むと そのまま車を発進させ 目的地へと向かって車を走らせて行った。