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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第113章 人妻の達観と誤算の暴発
そして、心を殺して、しなやかな両腕を真壁の首の後ろへと回していく。指先が男の肌に触れるだけで鳥肌が立ちそうな嫌悪感を必死に押し殺し、真壁の頭を自分の方へと引き寄せるようにしながら、自らその柔らかな唇を真壁の唇へと重ね合わせていった。
真壁は最初は澪のされるままにしていた。優越感に浸りながら、あえて自分からは動かず、澪の出方を見極めるように唇が重ねられてもじっとしている。真壁から舌を伸ばそうとはしないその静止を、澪は好都合だと捉えた。これ以上の不潔な接触を避けるため、澪もそれ以上は舌を伸ばすこともせず、ただお互いの唇を静かに重ねるだけの状態を保とうとしていた。
しかし、そんな澪の消極的な、形だけの口づけを真壁が許すはずもなかった。わずか数秒の後、真壁は強引に顔を逸らして唇を離すと、不満げに眉をひそめて言い放った。
「おいおい、何だよこれ。こんなのキスじゃない。ただ唇が触れてるだけで、全然満足もしないんだけど? 俺を求めるようにするって言ったのは嘘なわけ?」
年下の男からの冷徹な指摘に、澪の心臓がドクリと跳ねた。真壁の剥き出しの不満は、プロジェクトの約束すら危うくしかねない。ここで手を抜くことは許されないのだと、澪は己の甘さを瞬時に自覚し、再び強い覚悟を胸に宿す。
澪は言い訳をすることなく、潤んだ瞳で真壁をじっと見つめると、今度はためらうことなく再度唇を重ねていった。
今度は先ほどとは違った。澪は自ら進んで微かに口を開くと、熱い吐息とともに自身の舌をゆっくりと伸ばしていく。拒絶の感情を心の奥底へと完全に封じ込め、真壁の唇の隙間から、その湿った口の中へと躊躇いなく舌を差し入れた。
澪の舌が侵入した瞬間、待ってましたと言わんばかりに真壁の舌が激しくそれを迎える。
「ん……っ」
真壁の口内の熱がダイレクトに伝わり、二人の舌がぬるりと絡み合った。澪が自分を満足させるために必死に舌を動かし、深く貪るように口づけを捧げてくる事実に、真壁は破顔した。その顔には隠しきれない歓喜と、極上の獲物を完全に手玉に取っているという嬉しそうな笑みが浮かんでいる。
真壁は最初は澪のされるままにしていた。優越感に浸りながら、あえて自分からは動かず、澪の出方を見極めるように唇が重ねられてもじっとしている。真壁から舌を伸ばそうとはしないその静止を、澪は好都合だと捉えた。これ以上の不潔な接触を避けるため、澪もそれ以上は舌を伸ばすこともせず、ただお互いの唇を静かに重ねるだけの状態を保とうとしていた。
しかし、そんな澪の消極的な、形だけの口づけを真壁が許すはずもなかった。わずか数秒の後、真壁は強引に顔を逸らして唇を離すと、不満げに眉をひそめて言い放った。
「おいおい、何だよこれ。こんなのキスじゃない。ただ唇が触れてるだけで、全然満足もしないんだけど? 俺を求めるようにするって言ったのは嘘なわけ?」
年下の男からの冷徹な指摘に、澪の心臓がドクリと跳ねた。真壁の剥き出しの不満は、プロジェクトの約束すら危うくしかねない。ここで手を抜くことは許されないのだと、澪は己の甘さを瞬時に自覚し、再び強い覚悟を胸に宿す。
澪は言い訳をすることなく、潤んだ瞳で真壁をじっと見つめると、今度はためらうことなく再度唇を重ねていった。
今度は先ほどとは違った。澪は自ら進んで微かに口を開くと、熱い吐息とともに自身の舌をゆっくりと伸ばしていく。拒絶の感情を心の奥底へと完全に封じ込め、真壁の唇の隙間から、その湿った口の中へと躊躇いなく舌を差し入れた。
澪の舌が侵入した瞬間、待ってましたと言わんばかりに真壁の舌が激しくそれを迎える。
「ん……っ」
真壁の口内の熱がダイレクトに伝わり、二人の舌がぬるりと絡み合った。澪が自分を満足させるために必死に舌を動かし、深く貪るように口づけを捧げてくる事実に、真壁は破顔した。その顔には隠しきれない歓喜と、極上の獲物を完全に手玉に取っているという嬉しそうな笑みが浮かんでいる。

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