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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第28章 晒された交わりの証
「ほうら、口では嫌がりながら、身体は正直なものだ。今、俺が何を教えようとしているのか、期待して濡れているんじゃないのか?」
鬼頭がその熱を帯びた視線で澪を射抜く。見透かされた羞恥に、澪は顔を真っ赤に染めて首を振った。
「ち、違います……っ! 期待なんて、そんな……そんな破廉恥なこと、思うわけ……っ」
だが、その反論はあまりにも弱々しく、むしろ自ら「期待していること」を雄一に確信させるだけの響きを持っていた。そんな澪の様子を愉しげに眺めていた鬼頭は、ふっと力を抜いて肩をすくめた。
「……まあ、いい。夫にも言えないような破廉恥な行為を教え込むのは、まだ少し早いか。期待させて悪かったな、澪。お楽しみはもう少し焦らしてからにしよう」
鬼頭はわざとらしく笑いながら、彼女の肩を軽く叩いた。 澪は恐ろしい宣告を撤回されたことに安堵し、胸をなでおろした。しかし、その安堵のすぐ裏側で、自分でも信じられないような感情が鎌首をもたげる。不快なはずの言葉を止められ、どこか「裏切られた」ような、物足りなさを感じてしまっている自分。期待していた淫らな快楽が与えられないことに落胆した自身の浅ましさに、澪はさらなる混乱へと突き落とされた。
雄一は、妻のその一瞬の安堵と、それに続く隠しきれない虚脱感を、何よりも確かな「汚濁」として受け取っていた。拒絶の言葉を口にしながらも、その瞳の奥に、夫である自分には決して言えない「秘密」が中止されたことへの寂寥が、確かに混じっている。それを感じ取ってしまった瞬間、雄一の胸を刺したのは、裏切りの悲しみ以上に、男としての底知れない敗北感だった。
鬼頭の言葉が、噛み砕かれた料理の音と共に、雄一の耳から脳髄へと直接注ぎ込まれる。妻が犯された事実を、本人が隣で否定もできず、罪悪感と裏切られた期待の狭間で声を殺して震えている。その様子をまざまざと見せつけられながら、雄一は激しい憤怒に喉を焼かれつつも、同時に、自分以外の男に「女」として作り替えられていく妻の姿に、抗いようのない歪んだ劣情を掻き立てられていた。夫である自分には決して見せることのない、澪の剥き出しの淫らな本能への関心が、絶望の深淵で卑しく疼き始めていた。
鬼頭がその熱を帯びた視線で澪を射抜く。見透かされた羞恥に、澪は顔を真っ赤に染めて首を振った。
「ち、違います……っ! 期待なんて、そんな……そんな破廉恥なこと、思うわけ……っ」
だが、その反論はあまりにも弱々しく、むしろ自ら「期待していること」を雄一に確信させるだけの響きを持っていた。そんな澪の様子を愉しげに眺めていた鬼頭は、ふっと力を抜いて肩をすくめた。
「……まあ、いい。夫にも言えないような破廉恥な行為を教え込むのは、まだ少し早いか。期待させて悪かったな、澪。お楽しみはもう少し焦らしてからにしよう」
鬼頭はわざとらしく笑いながら、彼女の肩を軽く叩いた。 澪は恐ろしい宣告を撤回されたことに安堵し、胸をなでおろした。しかし、その安堵のすぐ裏側で、自分でも信じられないような感情が鎌首をもたげる。不快なはずの言葉を止められ、どこか「裏切られた」ような、物足りなさを感じてしまっている自分。期待していた淫らな快楽が与えられないことに落胆した自身の浅ましさに、澪はさらなる混乱へと突き落とされた。
雄一は、妻のその一瞬の安堵と、それに続く隠しきれない虚脱感を、何よりも確かな「汚濁」として受け取っていた。拒絶の言葉を口にしながらも、その瞳の奥に、夫である自分には決して言えない「秘密」が中止されたことへの寂寥が、確かに混じっている。それを感じ取ってしまった瞬間、雄一の胸を刺したのは、裏切りの悲しみ以上に、男としての底知れない敗北感だった。
鬼頭の言葉が、噛み砕かれた料理の音と共に、雄一の耳から脳髄へと直接注ぎ込まれる。妻が犯された事実を、本人が隣で否定もできず、罪悪感と裏切られた期待の狭間で声を殺して震えている。その様子をまざまざと見せつけられながら、雄一は激しい憤怒に喉を焼かれつつも、同時に、自分以外の男に「女」として作り替えられていく妻の姿に、抗いようのない歪んだ劣情を掻き立てられていた。夫である自分には決して見せることのない、澪の剥き出しの淫らな本能への関心が、絶望の深淵で卑しく疼き始めていた。

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