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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第29章 白昼の裏切り生絶頂
雄一は、竹垣の隙間からその一部始終を、一語一句漏らさず聞き届け、目に焼き付けていた。 二人が自分に見られているとは夢にも思わず、自分たちが「秘密の情事」を隠し通せていると信じ込んでいるその滑稽さ。そして、自分を裏切っている自覚を持ちながら、抗えない快楽に身を委ねていく妻の変質。
救いたい、奪い返したいという衝動は、いつしか、この地獄のような光景を誰よりも近くで見届けたいという渇望へと収束していく。それは、これまで積み上げてきた「澪との平穏」が崩壊していくさまを直視し、その残酷な変化に快楽を見出す、自分自身の内側に潜んでいた歪んだ愛の形の顕現だった。雄一は竹垣に顔を押し付け、自身の浅い呼吸音すら邪魔に感じながら、隣の楽園を凝視し続けた。
鬼頭の愛撫は、湯の中でも止まることはなかった。揺れる水面の下で、彼の大きな手が澪の太腿を割り、再びその中心へと指を沈めていく。
「あ……んっ、……ああ……っ!」
澪が仰け反り、首筋を細く伸ばして声を上げた。慌てて手の甲を口に当てて声を殺そうとするが、溢れ出る吐息は熱を帯び、静かな庭に甘く響く。鬼頭は彼女の耳たぶを甘く噛みながら、さらに指の動きを速めた。
「いい声だ、澪。だが隣に聞こえるぞ。そんなに激しく鳴いて、雄一に気づかれてもいいのか?」
「……っ……や、だ……。気づかれたく、ない……」
自分が見ているとは微塵も思わずに「気づかれたくない」と縋る妻。その光景のすべてが、隙間から覗く雄一の視神経を剥き出しにし、彼の中に眠っていたドロドロとした欲望を肥大させていく。
救いたい、奪い返したいという衝動は、いつしか、この地獄のような光景を誰よりも近くで見届けたいという渇望へと収束していく。それは、これまで積み上げてきた「澪との平穏」が崩壊していくさまを直視し、その残酷な変化に快楽を見出す、自分自身の内側に潜んでいた歪んだ愛の形の顕現だった。雄一は竹垣に顔を押し付け、自身の浅い呼吸音すら邪魔に感じながら、隣の楽園を凝視し続けた。
鬼頭の愛撫は、湯の中でも止まることはなかった。揺れる水面の下で、彼の大きな手が澪の太腿を割り、再びその中心へと指を沈めていく。
「あ……んっ、……ああ……っ!」
澪が仰け反り、首筋を細く伸ばして声を上げた。慌てて手の甲を口に当てて声を殺そうとするが、溢れ出る吐息は熱を帯び、静かな庭に甘く響く。鬼頭は彼女の耳たぶを甘く噛みながら、さらに指の動きを速めた。
「いい声だ、澪。だが隣に聞こえるぞ。そんなに激しく鳴いて、雄一に気づかれてもいいのか?」
「……っ……や、だ……。気づかれたく、ない……」
自分が見ているとは微塵も思わずに「気づかれたくない」と縋る妻。その光景のすべてが、隙間から覗く雄一の視神経を剥き出しにし、彼の中に眠っていたドロドロとした欲望を肥大させていく。

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