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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第30章 目隠しの淫らな実況
「……澪。どうして……どうしてなんだ」
雄一は膝をつき、震える手で地面を掻き毟りながら、絞り出すような声で問うた。その声には怒りよりも、魂を削り取られたような深い絶望と、やるせない悔しさが滲んでいる。
「ゴムがないと……あんなに拒んでいたのに……。どうして、最後は自分からいいなんて言ったんだ。……俺が、隣の部屋で君を信じて、必死に耐えて待っていたのに……。君はここで、俺を裏切って、そいつを直接……中に入れたのか……? それが、君の出した答えなのか……?」
「ち、……違うの! 雄一さん、これは……っ!」
夫の悲痛な問いかけに、澪はハッと我に返った。快楽の濁流に飲み込まれていた理性が、恐怖と罪悪感によって一気に引き戻される。今、自分は夫の目の前で、別の男を剥き出しのまま受け入れている。そのあまりの醜悪さに、彼女は狂乱状態で叫んだ。
「鬼頭さん、抜いて……お願い、今すぐ抜いてくださいっ! 雄一さん、ごめんなさい、……違うんです、私はただ、……っ」
「ただ、なんだ? 澪」 鬼頭が耳元で残酷に囁くが、澪はそれどころではなかった。繋がったままの腰を無理やり引き剥がそうと、岩風呂のなかで必死に身悶えする。
「違うの、雄一さん……。断れなくて、……ああいう条件を出さないと、鬼頭さんが終わらせてくれないと思ったから……っ! 決して、私が自ら望んだわけじゃ……本当よ、信じて、雄一さん!」
「信じて……? でも君は、自分の口で『中では出さないで』と言いながら……あんなに感じていただろ……。それは、俺に対する裏切りじゃないのか……?」
「それは……っ、身体が、勝手に……! ごめんなさい、ごめんなさい! 本当に、なかだけは嫌だったの。でも、あのときは、そうするしか……っ」
見苦しいまでの言い訳と謝罪を繰り返す澪の姿に、鬼頭はふっと鼻で笑い、繋がっていた腰を無造作に引き抜いた。粘膜が離れる生々しい音が響き、澪のなかから鬼頭の熱が失われる。
「……興醒めだな。昨夜もそうだったが、いいところで邪魔が入る」
鬼頭は、一気に冷え切った目で、震える澪と膝をつく雄一を見下ろした。昨夜に続き、生挿入という決定的な場面で、またしても雄一の存在が――たとえそれが偶然の事故であっても――澪の理性を呼び戻す邪魔をしたのだ。
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