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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第34章 商談の色香
神楽坂は一台のタクシーに乗り込み、鬼頭と澪は別のタクシーで後を追いました。 狭く薄暗い車内。先ほどまでの緊迫感が残る中、隣に座る鬼頭が不意に澪の耳元へ顔を寄せました。熱い吐息が耳朶をかすめ、澪の肩が僅かに跳ねます。
「鴫原くん……気づいていたか? 神楽坂さんは、商談中ずっと君のことを見ていたぞ。相当、君に毒されているようだ」
鬼頭の声は、これまでの紳士的な響きとは異なり、切羽詰まった焦燥を帯びていました。
「この商談がまとまらないと、うちは非常にまずい状況になる。正直に言えば、俺は今、崖っぷちだ……。申し訳ないが、君の力を貸してほしい。ブラウスのボタンを、あと二つ外して、彼の意識を乱してくれないか。頼む、この通りだ」
絶対的な支配者であるはずの鬼頭が、必死の面持ちで自分に縋っている。澪は困惑し、一度は拒絶しかけましたが、鬼頭の追い詰められた表情に抗えず、震える指先で渋々ボタンに手をかけました。
「鴫原くん……気づいていたか? 神楽坂さんは、商談中ずっと君のことを見ていたぞ。相当、君に毒されているようだ」
鬼頭の声は、これまでの紳士的な響きとは異なり、切羽詰まった焦燥を帯びていました。
「この商談がまとまらないと、うちは非常にまずい状況になる。正直に言えば、俺は今、崖っぷちだ……。申し訳ないが、君の力を貸してほしい。ブラウスのボタンを、あと二つ外して、彼の意識を乱してくれないか。頼む、この通りだ」
絶対的な支配者であるはずの鬼頭が、必死の面持ちで自分に縋っている。澪は困惑し、一度は拒絶しかけましたが、鬼頭の追い詰められた表情に抗えず、震える指先で渋々ボタンに手をかけました。

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