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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第35章 遠い密室で堕ちる
「やだ、……やめて……っ、入れないで……っ! 雄一さん……助けて……っ!」
澪は必死に腰を振り、涙で視界を滲ませながら抵抗した。頭の中には、愛する夫の優しい笑顔と、幼い娘のあどけない寝顔が浮かんでいる。こんなところで汚されてはいけない、家庭へ帰らなければならない。だが、鬼頭の言葉が追い打ちをかけるように彼女の耳元で弾ける。
「来週には神楽坂が、今俺がしているように君を蹂躙するんだ。……嫌か? あんな男に指を突っ込まれ、いやらしい声を上げさせられるのが。……だったら今、俺で上書きしてやる。奴が触れるすべての場所を、俺の熱で焼き切ってやるよ」
鬼頭は無慈悲だった。挿入した指を、澪の最も敏感な天井部分を擦り上げるようにして、激しく、かつ巧みに動かし始めたのだ。
「あ、……っ、あぁあぁっ! ……っ, んぅ……っ、はぁっ! そんな、……神楽坂さんのことなんて、……聞きたくない……っ!」
途端に、澪の口からせり上がったのは、裏切りそのもののような高く甘い喘ぎ声だった。執拗な摩擦が神経を逆なでし、拒絶しようと強張らせていた太腿から、嘘のように力が抜けていく。神楽坂に汚されるという恐怖と屈辱が、皮肉にも今感じている指の感触をより鮮明に、より暴力的な快楽へと変えていた。
「どうした、澪。……口では夫を呼び、神楽坂を拒みながら、中はこんなに俺の指を締め付けているぞ。君の体は、もう俺の支配なしではいられないほど淫らに作り替えられているんだ」
「違う、……っ、そんなこと、……あぁっ! 嫌、……嫌なのに……っ!」
嫌だという言葉とは裏腹に、彼女の腰は更なる快楽を求めるように小さく波打つ。鬼頭は歪んだ愉悦を浮かべ、さらに二本目の指を無理やりその奥へと割り込ませた。
「ひっ、……あぁあぁっ! 二本、……だめ、……そんなの、入らな……っ、あ、あ、……んんっ!」
内壁を押し広げ、粘膜を容赦なく掻き回す太い指。圧倒的な質量の侵入に、澪の意識は白く塗り潰されそうになる。身体はもう、鬼頭が与える暴力的なまでの快楽に従順な獣へと成り果てていた。それでも、澪の心は必死に泥濘から這い上がろうと、夫と娘の名を無言で叫び続けている。
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