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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第35章 遠い密室で堕ちる
「さて、澪。君に選択権を与えてやろう。あのときは危険日だったが、もう大丈夫だろう? このまま生で俺のすべてを迎え入れるか、それとも形ばかりのゴムを被せるか……どちらがいいか、君が選べ」
「そんな、……どちらかなんて……っ、お願い、もう許して……っ!」
澪は絶望に顔を歪めた。鬼頭の提示した選択肢には、拒絶という答えは用意されていない。どちらを選んでも、彼を自分の中に受け入れるという結末へ導かれる。それは、雄一への、そして母としての誇りへの最後の一線を踏み越えることを意味していた。
鬼頭は、震える澪を見下ろしながら、内心で黒い情欲を燃やしていた。比類ない名器である澪の秘所は、あの料亭で初めて手折ったあの日から、一時も彼の頭から離れたことはない。来週末、本契約の場で神楽坂が彼女を求めてくることは火を見るよりも明らかだ。仕事のために彼女を提供せねばならないという、避けては通れない現実があるからこそ、今この瞬間だけは、誰にも上書きできないほど深く自分の証を叩き込み、彼女を独占したいという欲望が、彼の剛直をさらに猛々しく昂らせていた。
「選ぶんだ、澪。君の口から言わなければ、このまま無理やりにでも生で抉じ開けるぞ」
鬼頭の低く威圧的な声に、澪の心は激しく揺れ動く。生で受け入れることの恐怖と、夫へのせめてもの、あまりにも虚しい「抵抗」の証……。混乱する頭で、彼女は震える唇を動かした。
「……ご、ゴムを、……付けて、ください……っ。……お願い……っ」
せめて直接的な繋がりだけは避けたいという、悲痛な願いを込めた選択だった。鬼頭は、澪が自らの征服欲に屈して「生」を乞うことを期待していたが、その落胆を微塵も顔に出さなかった。むしろ、獲物が逃げ場を失い、自ら陥穽に足を踏い入れたことを喜ぶかのように、酷薄な笑みを深める。
「ふむ……。満足だ。今、君は自らの口で、俺とセックスすることを承諾したわけだ」
「ち、……違う! 私は,……そんなつもりじゃ……っ! 承諾なんて、してない……っ!」
「いいや、どちらかの方法を選んだということは、挿入そのものを受け入れたということだ。君は今、最愛の雄一を裏切り、他でもない自分の意志で、再び俺に抱かれることを選択したんだよ、澪」
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