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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第36章 汚されない愛
他の男を翻弄し、支配者である鬼頭に徹底的に汚されたばかりの、淫らなほどに美しい妻。その事実が、雄一の理性とは裏腹に、彼の中に眠る雄としての本能を異常なまでに刺激していた。
「……澪。寝室へ行こう」
雄一は澪を導くようにして、寝室へと誘った。ベッドに横たえられた澪は、夫の瞳に宿る、普段とは違う熱を帯びた色に気づき、怯えたように身を竦めた。
「雄一さん、……待って。私……さっきまであの人に、あんなに酷いことをされて……。中も外も、汚れているの……っ。そんな、今の私を抱くなんて……嫌いにならない?」
澪は涙を浮かべて、震える手で夫の胸元を押し止めた。鬼頭に下着をずらされたまま犯された、あの汚濁に満ちた背徳感。その直後に、自分を心から愛してくれる夫を迎え入れることに、彼女の心は悲鳴を上げていた。
「いいんだ、澪。汚れてなんていない。君は、僕の妻なんだから……」
雄一は遮るように、澪の唇を塞いだ。鬼頭には決して許さなかった唇。蹂躙され、尊厳を削られる最中でも頑なに守り通したその聖域を、今は愛する夫へと全て差し出す。二人は喉を鳴らし、互いの舌を深く絡ませ合う情熱的なキスを何度も、何度も繰り返した。
雄一の手が、澪のブラウスのボタンを一つずつ丁寧に解いていく。露わになった白い肌を慈しむように、そして鬼頭の残り香を消し去るように何度も撫で、彼は彼女のすべてを上書きするように深く求めた。
やがて、雄一が彼女の最奥へと、ゆっくりと、ありのままの自身を沈めていく。
「あ、……っ、雄一さん……生なの……?」
「ああ……君の中に、僕の証を残したいんだ。……いいだろう?」
「ええ……っ。嬉しい、……あなたのなら、全部受け入れたい……っ!」
そこに、鬼頭が与えたような暴力的な質量や、頭が真っ白になるほどの狂おしい刺激はない。だが、愛する夫のものが、皮膚の温度を分かち合うように満たしていく感覚は、この上ない幸せだった。
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