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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第37章 人妻開脚商談
翌日の水曜日。午後になり、澪は鬼頭と共に神楽坂のオフィスを訪れた。都心の高層ビルにあるその応接室は、重厚な調度品に囲まれ、足を踏いれるだけで圧殺されそうな権威に満ちていた。
神楽坂の待つ重い扉を前にしたとき、鬼頭が足を止め、澪を静かに見つめた。そこには、自らの「愛人」である彼女をさらなる深淵へ追い込まねばならない苦渋と、交渉を成立させるために彼女の美しさに頼らざるを得ない葛藤が滲んでいた。澪は何も言わず、震える指先でブラウスのボタンを、先日の商談のときよりも一つ多く、三つ外した。
深く開いた襟元からは、白く瑞々しい胸元の曲線が露わになり、豊かな谷間とともに、淡いラベンダー色の繊細なレースを施したブラジャーが大胆に覗いた。清楚な白いブラウスから透けることなく、それでいて肌に馴染みながらも人妻の艶やかさを強調するその色。ブラウスの奥から溢れ出す淫らなまでの色香に、澪は羞恥心で心臓を激しく脈打たせながらも、意を決して扉を開けた。
「失礼いたします。神楽坂さん、本日はお時間をいただきありがとうございます」
神楽坂は革張りのソファに深く腰掛け、入ってきた澪を上から下まで、品定めするように執拗に眺めた。
「ああ、鴫原くん。待っていたよ。……ふむ、今日も実に見事な『準備』をしてきてくれたようだね」
神楽坂の視線が、三つ外されたボタンの間から覗くラベンダー色のレースと、そこから溢れんばかりの白い胸元に注がれる。鬼頭は適度な距離を保ちつつ、冷静なビジネスマンとしての体裁を保って口火を切った。
「神楽坂さん、本日は本契約に向けた具体的なスキームを持参いたしました。専任担当の鴫原から詳細を説明させていただきます」
神楽坂は表情を崩さず、低く、重圧をかけるような声で告げた。
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