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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第37章 人妻開脚商談
「……鬼頭さん、先に言っておくが、今日の打ち合わせである程度のところまで話が詰まらなければ、本契約はおぼつかないぞ。私は中途半端な妥協はせん。期待外れのプレゼンなら、今すぐ帰ってもらっても構わんのだよ」
その言葉は、暗に仕事以上の「誠意」を、そして「オンナとしての供出」をより高いレベルで求めていることを意味していた。澪は緊張に喉を鳴らし、潤んだ瞳を伏せながら、震える手で資料を広げた。
「……かしこまりました。では、ご説明いたします。今回の事業計画における最大のメリットは……」
三つのボタンを外し、その深く開いた胸元を神楽坂の眼前に晒しながら、澪は必死にプレゼンを続けた。前屈みになるたびに、ラベンダー色のブラジャーに包まれた胸が強調され、彼女が人妻であることを知る男の視線を釘付けにする。
しかし、数分も経たないうちに、神楽坂が静かに手を挙げて彼女の言葉を遮った。
「待ちなさい、鴫原くん」
「……何か、不備がございましたでしょうか?」
神楽坂は口角をわずかに歪め、抗い難い威厳をもって命じた。
「説明の内容はいい。だが……そのブラウスが邪魔で、話に集中できんのだよ。三つなどと言わず、そのボタンを全部外しなさい」
澪の動きが凍りついた。秘書として、妻として、絶対に踏み越えてはならない一線が、足元から崩れ去る音が聞こえた。澪は救いを求めるように隣の鬼頭を見た。
鬼頭は、逃げ場を失った澪の視線を真っ向から受け止めた。その瞳には言いようのない苦渋が浮かんでいたが、彼は目を逸らさなかった。そして、静かに、わずかに、致し方なしという雰囲気を漂わせながら、澪に分かるようにうなずいた。
そのわずかな首振りは、澪にとって絶望の肯定だった。鬼頭もまた、この取引のためには、彼女がすべてを晒すことを受け入れたのだ。
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