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愛と犠牲の果て~人妻を堕とす愛人契約~
第69章 言葉の不貞をも演じる人妻
真壁は澪の顎をすくい上げ、絶頂の涙で濡れた彼女の美しい瞳をじっと見つめながら、独占欲を滲ませた声で新たな要求を口にした。
「なあ……俺さ、もう『澪さん』って呼ぶの、やめたいんだ。これからは、呼び捨てにさせてよ」
「……え?」
澪は息を乱しながら、わずかに長い睫毛を揺らした。
「だってさ、自分の方が年下だけど……今こうして俺の身体の上で、俺のことで頭をいっぱいにして、誰よりも淫らに鳴いてくれているわけだし。織部さんや宇佐美じゃなく、もちろんあの旦那さんでもなくて、今、あんたをこんなに幸せにして満たしてあげてるのは俺なんだから。今回の勝負だって、俺が絶対に勝つよ。だからさ……。もう特別な関係になってんだよ。澪さんはもう俺のものなんだよ。だから『澪』って呼びたいんだよ」
真壁の言葉には、年下の若者らしい生意気さと、完全に主導権を握ったと確信している独占欲が満ち満ちていた。床に這いつくばる織部へのあてつけ、携帯電話で動画を見るであろう夫、雄一への勝利宣言も含んでいるのは明白だったが、あまりに尊大になりすぎない、どこか恋人に甘えるような距離の詰め方でもあった。
真壁の腕の中で、澪の細い身体がピクリと微かに強張った。 『澪』という呼び方は、彼女にとって何よりも大切な夫・雄一が、深い愛情を込めて呼んでくれるかけがえのない呼び方だった。 確かに、鬼頭からはすでに呼び捨てにされている。だが、鬼頭とはあのおぞましい愛人契約を結んでいるうえに、何より彼は自分よりも年上の男だからこそ、仕方ががないことだと受け入れているに過ぎない。しかし、この自分よりも明らかに年下の真壁に呼び捨てにされるというのは、内心どうしても容認しがたいものがあった。恋人でもなければ夫婦でもない、心を通じ合わせているわけでもない、ただの生意気な若造に、対等あるいはそれ以上の立場で名前を呼ばれる筋合いなど本来はないはずなのだ。神楽坂の卑劣な言葉による陵辱に続き、自らの誇りを最も汚される要求に、胸の奥から湧き上がる激しい嫌悪感と拒絶反応が彼女の心を一瞬にして凍りつかせる。
「なあ……俺さ、もう『澪さん』って呼ぶの、やめたいんだ。これからは、呼び捨てにさせてよ」
「……え?」
澪は息を乱しながら、わずかに長い睫毛を揺らした。
「だってさ、自分の方が年下だけど……今こうして俺の身体の上で、俺のことで頭をいっぱいにして、誰よりも淫らに鳴いてくれているわけだし。織部さんや宇佐美じゃなく、もちろんあの旦那さんでもなくて、今、あんたをこんなに幸せにして満たしてあげてるのは俺なんだから。今回の勝負だって、俺が絶対に勝つよ。だからさ……。もう特別な関係になってんだよ。澪さんはもう俺のものなんだよ。だから『澪』って呼びたいんだよ」
真壁の言葉には、年下の若者らしい生意気さと、完全に主導権を握ったと確信している独占欲が満ち満ちていた。床に這いつくばる織部へのあてつけ、携帯電話で動画を見るであろう夫、雄一への勝利宣言も含んでいるのは明白だったが、あまりに尊大になりすぎない、どこか恋人に甘えるような距離の詰め方でもあった。
真壁の腕の中で、澪の細い身体がピクリと微かに強張った。 『澪』という呼び方は、彼女にとって何よりも大切な夫・雄一が、深い愛情を込めて呼んでくれるかけがえのない呼び方だった。 確かに、鬼頭からはすでに呼び捨てにされている。だが、鬼頭とはあのおぞましい愛人契約を結んでいるうえに、何より彼は自分よりも年上の男だからこそ、仕方ががないことだと受け入れているに過ぎない。しかし、この自分よりも明らかに年下の真壁に呼び捨てにされるというのは、内心どうしても容認しがたいものがあった。恋人でもなければ夫婦でもない、心を通じ合わせているわけでもない、ただの生意気な若造に、対等あるいはそれ以上の立場で名前を呼ばれる筋合いなど本来はないはずなのだ。神楽坂の卑劣な言葉による陵辱に続き、自らの誇りを最も汚される要求に、胸の奥から湧き上がる激しい嫌悪感と拒絶反応が彼女の心を一瞬にして凍りつかせる。

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