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キモおじ ~もう一つのエロ本を拾っただけなのに~
第8章 《絶望の果てに捧ぐ接吻》
「あ……」
優香は、ぼんやりとした視界で、母が嬉しそうに男のモノに奉仕する姿を見つめていた。
つい数年前まで、毎朝キッチンでエプロン姿で朝食を作り、「いってらっしゃい」と父を見送っていた、あの優しく貞淑だった母。休日は家族三人でデパートに買い物に行き、他愛のない会話で笑い合っていた。
あの、平凡だけど暖かかった家族の風景が、優香の脳裏にふと蘇る。
「……もどりたい……」
優香の口から、無意識のうちに独り言が漏れた。
「昔の……お父さんと、お母さんと……仲良かった家族に……戻りたいよぉ……」
虚ろな瞳で涙を流す優香。
しかし、そのかすかな声を聞きつけた香代子は、口から聡のモノをポンッと抜き、とろけるような笑顔で娘を振り返った。
「何言ってるの、優香。私たちはこれから、聡さんと一緒に、最高に幸せな家族を作っていくんじゃない」
「え……?」
「あんな冷え切った仮面の家族なんかじゃなくて、本物の愛で繋がった家族にね」
その言葉を聞いた聡が、ふと何かを思い出したように「あぁ、そうだった」と口を開いた。
「すっかり言うのを忘れていたよ。香代子、今朝ここに来てすぐにした検査の結果だけど……」
聡はベッドサイドの引き出しから、一本の白いプラスチックのスティックを取り出し、二人の目の前にかざした。
そこには、はっきりと【赤い2本線】が浮かび上がっていた。
優香は、ぼんやりとした視界で、母が嬉しそうに男のモノに奉仕する姿を見つめていた。
つい数年前まで、毎朝キッチンでエプロン姿で朝食を作り、「いってらっしゃい」と父を見送っていた、あの優しく貞淑だった母。休日は家族三人でデパートに買い物に行き、他愛のない会話で笑い合っていた。
あの、平凡だけど暖かかった家族の風景が、優香の脳裏にふと蘇る。
「……もどりたい……」
優香の口から、無意識のうちに独り言が漏れた。
「昔の……お父さんと、お母さんと……仲良かった家族に……戻りたいよぉ……」
虚ろな瞳で涙を流す優香。
しかし、そのかすかな声を聞きつけた香代子は、口から聡のモノをポンッと抜き、とろけるような笑顔で娘を振り返った。
「何言ってるの、優香。私たちはこれから、聡さんと一緒に、最高に幸せな家族を作っていくんじゃない」
「え……?」
「あんな冷え切った仮面の家族なんかじゃなくて、本物の愛で繋がった家族にね」
その言葉を聞いた聡が、ふと何かを思い出したように「あぁ、そうだった」と口を開いた。
「すっかり言うのを忘れていたよ。香代子、今朝ここに来てすぐにした検査の結果だけど……」
聡はベッドサイドの引き出しから、一本の白いプラスチックのスティックを取り出し、二人の目の前にかざした。
そこには、はっきりと【赤い2本線】が浮かび上がっていた。

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