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キモおじ ~もう一つのエロ本を拾っただけなのに~
第8章 《絶望の果てに捧ぐ接吻》
「見事に陽性だったよ。おめでとう、香代子」
「あっ……!」

香代子は両手で口を覆い、歓喜のあまりポロポロと涙をこぼした。
「うそ……嬉しいっ! 私、聡さんの赤ちゃんを授かったのね……っ!」
「あぁ。俺たちの愛の結晶だ」

香代子は狂喜乱舞し、ベッドの上で聡の首に抱きついた。そして、呆然としている優香の手を強く握りしめた。
「優香、聞いた!? あなたに、弟か妹ができるのよ! 私たち、本当の家族になれるの!」

優香の頭の中は、完全に真っ白になった。
母親が、目の前の男の子どもを妊娠した。弟か妹ができる。
自分が長年信じてきた常識も、道徳も、家族の形も、すべてが根底から木端微塵に砕け散った瞬間だった。

「さぁ優香、次はあなたの番よ! 早くお母さんに、可愛い孫の顔を見せてちょうだい!」
香代子は熱狂した瞳で娘を急かすと、聡の腕を引っ張った。
「聡さん! 休憩はもう終わりにして! 早く優香に、4回目を注いであげて!」

狂乱する母の懇願に応え、聡は再び、魂の抜けた優香の身体の上へと覆い被さったのだった。
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