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キモおじ ~もう一つのエロ本を拾っただけなのに~
第9章 《永遠の愛》
その日を境に、母娘の生活は一変した。
聡の手配により、香代子と優香の荷物はマンションの空き部屋であった703号室へと移された。表向きはそこを二人の居住空間としつつも、実態は聡の愛を余さず受け止めるための、母娘が分かち合う「背徳の箱庭」であった。
さらに、香代子の妊娠が確定したことで、聡の夜の相手は、底なしの性欲に目覚めた優香が主に務めることになった。

そして、4月。
本来であれば、優香が希望に胸を膨らませて大学の入学式に出席しているはずの日。
その日、優香の姿は大学のキャンパスにはなかった。

「お母さん、きれい……。ウェディングドレス、すごく似合ってる」
「ありがとう、優香」

優香がいたのは、聡と香代子の結婚式の控室だった。
母が聡の「妻」となると聞かされたあの日、優香はなんの未練もなく大学への入学を辞退していた。
毎晩のように聡の規格外の熱に貫かれ、たっぷりと命の素を注ぎ込まれる。その圧倒的な充足感を知ってしまった優香にとって、学問も、同世代の男との安っぽい恋愛も、もはや何の意味も持たない「おままごと」に過ぎなかったのだ。
聡に愛されること。それ以外に、私の幸せはない。
優香は、心からの祝福と共に、母が聡の妻となるのを見届けた。
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