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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第5章 大きな背中に、甘い余韻 ~初めての休日と2人だけの約束②~
「翌週の土曜日……もう今から待ちきれません。
健治さんと初めてのデート、楽しみすぎて胸が苦しいくらいです……」

彩香は上目遣いに健治さんを見つめ、甘えるように小さく首を傾げた。

「ねえ、健治さん……絶対に手を繋いでくれますよね? 
山下公園で……中華街でも……ずっとくっついていたい……」

健治さんが優しく笑うと、彩香はさらに甘えた声で続ける。

「疲れたらすぐにここに戻ってきて、健治さんにぎゅってしてもらいたい……。
いいですか?」

その可愛らしいお願い攻勢に、健治さんは目を細めて深く頷いた。
「ああ、もちろん。全部彩香の好きにしていいよ。俺も彩香とずっとくっついていたい」

彩香の顔がぱっと明るくなり、
嬉しさのあまり健治さんの胸に顔を埋めてぎゅううっと抱きついた。

「やった……! 健治さん、大好き……。
来週の土曜日が、今までで一番楽しみな日になります……」
(美術館で一緒に歩いて、映画館で隣に座って、公園で手を繋いで、
中華街でご飯食べて……そして夜はまたこの部屋で健治さんに抱きしめてもらえる……
考えるだけで幸せすぎて、変になりそう……)

彩香は健治さんの広い胸に頰をすりすりさせながら、
幸せを噛み締めるように深く息を吐いた。
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