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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第5章 大きな背中に、甘い余韻 ~初めての休日と2人だけの約束②~
二人は次のデート計画をあれこれと話し合いながら、午後の穏やかな時間を過ごした。

リビングに差し込む陽光の中で、彩香の表情は終始幸せに満ち溢れていた。
健治さんは彩香の肩を抱いたまま、穏やかな声で提案した。

「じゃあ、翌週の土曜日だけど、午後は横浜美術館をゆっくり見て、
そのあと俺が気になってた映画を観に行こう。
美術館の近くにいい映画館があるんだ。
彩香が疲れたら、映画だけでも大丈夫だぞ。」

彩香は目をきらきらと輝かせ、健治さんの胸にぴったりと体を預けながらすぐに頷いた。

「美術館も映画も、両方行きたいです……!
健治さんの好きな映画、一緒に観られるなんてすごく嬉しい……」

健治さんも彩香のその様子に喜び、言った
「よし。午後はそれで決まりだな。
夕方は山下公園を散歩して、夜は中華街で俺の行きつけの本格中華を食べよう。
食事が終わったら、このマンションに戻ってきて……ゆっくりしようか」

最後の言葉に甘い響きを込められ、彩香は頰を真っ赤に染めながら、
健治さんのシャツを両手でぎゅっと掴んだ。

「……うん。全部、すごく素敵……。
美術館に映画に、山下公園に中華街……そしてまたここに戻ってこれるんですね?」

甘えた声で確認するように言いながら、
彩香はさらに体を健治さんに擦り寄せ、腕に自分の腕を絡めつけた。
離れたくないという気持ちがはっきり伝わってくる。
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