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影を背負った愛~足りない愛を、君に 《2024年夏至編》
第44章 逃げ切れない平日の甘い攻防~水曜~昼編
昼休み 同日 12時35分 マクドナルド店内

彩香は窓際の席でハンバーガーをかじりながら、ぼんやりと外を眺めていた。
しかし頭の中は完全に健治さんで埋まっている。

(……今頃、健治さん何してるんだろう……
デスクで資料見てるとき、いつもみたいに口ひげ触ってるのかな……
色んな思い出を……全部思い出して……)

一口ポテトを食べた瞬間、2日前の激しいバックの感触が蘇り、
彩香の太ももが小さく震えた。

(やだ……ここマックなのに……
健治さんの熱いものが奥まで来てた感触とか、
「お前は俺のものだ」って低く囁かれた声とか……)

耳が一瞬で熱くなり、頰が爆発的に赤くなる。
彩香は慌ててストロベリーシェイクをストローで勢いよく吸ったが、
甘い冷たさでも頭の火照りは収まらない。

(もう……好きすぎて怖い……
会社で意地悪されたら、また溶けちゃう……
だから今は少し距離置かないと……でも、離れたくない……
あぁもう、どうしよう……!)

好き避けが加速する。
彩香はハンバーガーを握ったまま小さく身をよじり、窓ガラスに額を軽くくっつけた。
むっちりとした太ももをぎゅっと閉じ、膝の上で指をぎゅうぎゅうと絡める。

(健治さん……大好き……
でも今は顔見たら死ぬ……)
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