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影を背負った愛~足りない愛を、君に
第7章 初めての2人の秘密の月曜日 ~会議と、疼く想い~
<健治SIDE>

月曜日朝8時35分 ― リモート出社前の身支度

健治は自室の洗面所で顔を洗い終え、鏡の前に立っていた。
47歳の渋い顔に、丁寧に整えた口ひげが男らしいアクセントを加えている。
彼は電動シェーバーで軽く髭を整え、いつものように口ひげの形を綺麗に仕上げた。

シャワーを浴び、ワイシャツに袖を通しながら、
ふと先週金曜日の彩香の寝顔を思い出した。
寝る前の夜に初めて結ばれた激しい余韻——。
そして、翌日、土曜日に夕方まで一緒に過ごした二人の初めての休日の甘い時間、
健治さんの口元に、自然と笑みが浮かんだ。

(……彩香、今日は顔が見られるな)

少しの喜びと、いたずら心が混じり合う。

彼はベットルームにある書斎コーナーの椅子に座り、
スマホを手に取り、彩香にメッセージを送った。

健治: おはよう。今日の会議、頑張れよ。顔見れるの楽しみにしてる。


送信して数分後、彩香から返信が来た。


彩香:
おはようございます☀  健治さん( ; ω ; )
私も……頑張りますね!( *'ω'*)و グッ

大内さんは画面を見つめ、思わず低く笑った。


「……ふっ、可愛いな」


彩香が顔を赤らめて恥ずかしがりながら、
震える指で一生懸命返信している姿を想像すると、胸が温かくなった。

口ひげを軽く指で触りながら、
大内さんは満足げに目を細めた。

「照れてる顔が見たい……」

彼はネクタイを締めながら、鏡の中の自分に向かって小さく呟いた。

「彩香……お前は、俺をどれだけ狂わせる気だ」
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