この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
影を背負った愛~足りない愛を、君に
第11章 二人のファースト・デイト~求めていた温もりと約束~①
映画の後、二人は山下公園へ移動した。

海風が気持ちよく吹くベンチに腰を下ろすと、
健治さんは後ろから彩香をそっと抱きしめた。

「わっ……!」
「ここなら、少しだけ甘えていいぞ」

彩香は恥ずかしさで体を縮こまらせながらも、
健治さんの広い胸に背中を預け、甘えるように体重を預けた。

「……健治さん、温かい……幸せすぎて、怖いくらいです」

しばらくそのまま海を眺めていた彩香だったが、やがてゆっくりと体を捻り、
健治さんの方を向いた。

背が小さい彩香は、座った状態でも健治さんの顔を見上げる形になる。

彩香の瞳は潤み、頰は夕陽に照らされて淡く赤く染まっていた。


彼女は少し迷うように唇を軽く噛んだ後、勇気を出して上体を伸ばし、
健治さんの唇に自分の唇を優しく重ねた。


ちゅっ……と、音のするほどの優しくて短いキス。


彩香はすぐに離れ、耳まで真っ赤になりながら健治さんの胸に顔を埋めた。

「……今、すごく幸せで……我慢できなかったんです」

健治さんは一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに低く優しい笑い声を漏らした。

大きな手で彩香の背中を優しく撫でながら、耳元で囁く。


「彩香からキスしてくれるなんて……珍しいな」


「だって……今日は本当に、夢みたいで……」


彩香は恥ずかしさを堪えきれず、健治さんのシャツをぎゅっと掴んだまま、
幸せそうに目を細めた。


海風が二人の間を優しく通り抜け、夕陽が公園をオレンジ色に染める中、
彩香の初めての「自分からするキス」は、二人だけの大切な思い出になった。
/231ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ