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披露宴の裏庭。蜜夜の神戸
第25章 更け行く夜(5)
私の内側は燃えるような熱に支配され、自分でも驚くほど激しくキュンキュンと締め付けながら、彼の熱い芯を逃がすまいと貪欲に食むような運動を繰り返した。

「あっ、いっちゃう、いいわ、もっと強く、先輩、奥までつっこんで」

先輩のピストン運動が激しくなっていく。性器の結合部は淫らに湿り、ぴちゃぴちゃとした大量の愛液がピストン運動の中で漏れて、肉棒の幹から陰嚢までを濡らしている。

「あっ、いくっ、いく」
うっ~、という声と共に私の膝がガクガクと揺れ、股間ははねあがり、背中が反り上がりると、ポンっという音をたてて肉棒が私の中から抜けた。でも、彼は抜けた肉棒をまた素早く差し入れると、さきほどよりも早いストロークで腰を振った。

「あぅ!あっ、気持ちいい、本当に…いっい、いくっ、いくっ、あっ、あああん」

宙に舞うような快感の渦に巻き込まれながら、身体はいつしか方向感覚を失いつつ絶頂へと導かれていった。

「うつ、くっ、いく」

私の身体が弓なりになると、先輩は欲望の濃液を私のお腹に撒き散らかした。瑞希とのセックスで精液はだしつくしたのか、撒き散らかすというよりも、垂れるという表現の方が正しいのかな。

先輩は精液をだしつくすと、欲情が満たされたのか、私の身体に身体を投げ出してきた。私も身体の硬直がとけ、彼を乗せたまま、ぐったりとなりながらベッドへ身体が沈みこんでいく。

「もう、だめ……。身体の芯まで蕩けてしまったみたい」。
正直、指一本動かすのも億劫に感じる。

(身体が重いと感じるのはいつ以来だろうか)

吐息混じりの私の言葉に、隣で横たわる先輩が「ここで一緒に寝ていいか?」と、甘えるような、けれど切実な響きを含んだ声を出す。その瞬間、私の心には一瞬の迷いが生じた。彼の体温を朝まで感じていたいという本能的な欲求。しかし、私の中の冷静な自分が、それを優しく、けれど断固として拒絶した。

「だめよ。部屋に帰ってください」

ただ、私が告げた理由は「ベッドが狭いから」という不器用な体裁なの。でも本心は、この甘美な余韻を誰にも邪魔されず、自分一人だけのものとして完成させたかったの。先輩と肌を接したままの眠りではなく、静かな孤独の中で、今日という一日の輪郭をなぞり直したかったからなの。

ベッドの中から、去りゆく先輩の背中を見送る。私は追いすがるような言葉を必死に飲み込んだ。
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