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微笑みの悪女
第1章 国際平和シンポジウム
我々の目指すのは平和だけだ。
だが。
その平和を武力を持って脅かす愚か者がいるのなら。
我々も世界最強の武力を持ってこの愚か者を撃ちのめす。
それがたとえ遠く離れた大国気取りの軍事国家でもだ。
年老いた愚かな救世主気取りが。
我が国家に軍事的干渉を続けるなら。
我が国家の洗練されたミサイル群が愚かな大国を容赦なく燃やし尽くすだろ!
KC人民共和代表、キム・ミジョンのスピーチが終わった。
だが。
拍手は起こらない。
寧ろ批難めいたザワつきだけ。
これはいつも事だし、当然と言えば当然。
そんな凍りついた空気の中。
参加国家の代表達に美しいとも言える顔で無表情の一瞥を投げるミジョン。
その表情のまま壇上を後にした。
数人のSPに囲まれて。
宿泊するホテルの部屋に向かうミジョン。
その表情はスピーチを終えた瞬間から。
全く変わっていない。
早くなく、遅くもなく。
前だけを見て歩くミジョン。
SPが立つ玄関を抜けても変わらない。
支配人を始め、ホテルのスタッフが礼を尽くしている前を通る時もだ。
そして。
ミジョンが通り過ぎた後の支配人は大きく息をつき。
スタッフ達からも安堵の声。
当のミジョンは別のSPが待機しているエレベーターに乗り。
やっと部屋の前に。
部屋の中は既にSPがチェックしている。
そして。
部屋の中に入るミジョン。
此処までついてきていた二人のSPはドアの両脇に立ち。
直立不動の体勢を取る。
部屋の中に入ったミジョンは。
ドアに鍵をかけてジャケットの内ポケットからスマホのような物を取り出す。
無表情のまま、そのスマホのような物で部屋内をチェックするミジョン。
SPのチェックを信じているようでは生き残れないのがミジョンの暮らす国だった。
念入りに部屋内をチェックしたミジョン。
部屋に備えられた電話とは別の電話の受話器を取ると。
「SPXを部屋へ」
依然、無表情のまま無機質な声で手短に伝えるミジョン。
そしてやっと。
「はぁぁ」
大きく息を吐き。
タイトスカートの奥が見えそうになるくらい股を開き。
ソファーに座るミジョン。
KC人民共和国ではたとえ人前でなくとも。
女性が股を開いて座る事。
その事自体が許される事ではなかった(ミジョンクラスなら別ではあるが)。
だが今はひとりの部屋、何の遠慮もいらなかった。
だが。
その平和を武力を持って脅かす愚か者がいるのなら。
我々も世界最強の武力を持ってこの愚か者を撃ちのめす。
それがたとえ遠く離れた大国気取りの軍事国家でもだ。
年老いた愚かな救世主気取りが。
我が国家に軍事的干渉を続けるなら。
我が国家の洗練されたミサイル群が愚かな大国を容赦なく燃やし尽くすだろ!
KC人民共和代表、キム・ミジョンのスピーチが終わった。
だが。
拍手は起こらない。
寧ろ批難めいたザワつきだけ。
これはいつも事だし、当然と言えば当然。
そんな凍りついた空気の中。
参加国家の代表達に美しいとも言える顔で無表情の一瞥を投げるミジョン。
その表情のまま壇上を後にした。
数人のSPに囲まれて。
宿泊するホテルの部屋に向かうミジョン。
その表情はスピーチを終えた瞬間から。
全く変わっていない。
早くなく、遅くもなく。
前だけを見て歩くミジョン。
SPが立つ玄関を抜けても変わらない。
支配人を始め、ホテルのスタッフが礼を尽くしている前を通る時もだ。
そして。
ミジョンが通り過ぎた後の支配人は大きく息をつき。
スタッフ達からも安堵の声。
当のミジョンは別のSPが待機しているエレベーターに乗り。
やっと部屋の前に。
部屋の中は既にSPがチェックしている。
そして。
部屋の中に入るミジョン。
此処までついてきていた二人のSPはドアの両脇に立ち。
直立不動の体勢を取る。
部屋の中に入ったミジョンは。
ドアに鍵をかけてジャケットの内ポケットからスマホのような物を取り出す。
無表情のまま、そのスマホのような物で部屋内をチェックするミジョン。
SPのチェックを信じているようでは生き残れないのがミジョンの暮らす国だった。
念入りに部屋内をチェックしたミジョン。
部屋に備えられた電話とは別の電話の受話器を取ると。
「SPXを部屋へ」
依然、無表情のまま無機質な声で手短に伝えるミジョン。
そしてやっと。
「はぁぁ」
大きく息を吐き。
タイトスカートの奥が見えそうになるくらい股を開き。
ソファーに座るミジョン。
KC人民共和国ではたとえ人前でなくとも。
女性が股を開いて座る事。
その事自体が許される事ではなかった(ミジョンクラスなら別ではあるが)。
だが今はひとりの部屋、何の遠慮もいらなかった。

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