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あなたの一番になりたいのに
第4章 【おまけ〜マリナ&サツキ編】





やんわり断り、伝わったと思っていたけど
ちょっとした事で口論になり、
やきもちを妬いたカンナに強引とも取れる形で
キスされちゃった
こんな事で喧嘩したくなかったし
これから2人の関係性にも影響しちゃうんじゃ
ないかと懸念したけど



「ごめん……カンナをそういう目で見れない」



はっきりそう答えたらカンナは見たこともない
顔で「わかった」と立ち去ったの
かなり傷付けたと思うし
どう接したら良いのかもわからない
それでも翌日には山程の仕事が控えてる
お互い、何事もなかったかのように自然と振る舞う
そうせざるを得なかったし
それが私たちの出した答えだと言い聞かせていた



カンナも普通に接してくれている
多分、相当無理してるんだろうけど
それでも仕事で必要としてくれている態度が
どれほど有難かったか
仕事ではかけがえのないパートナーになれたと思う



仕事で完璧な自分を演じていた分、
プライベートではまぁ、かなりあの後荒れたわね
近付いて来る者全てに手を出してたんじゃ
ないかしら……
マリナさんがしているようで見れなかった
流石に注意はしたわよ
拗れる度に処理してたんじゃ私の身も保たない



だから、その頃から支えになってくれていた
香月ミオには本当は感謝している
カンナの奇行を止めてくれた張本人だからね



急速に発展していった2人に安堵しつつ、
こちらもこちらで目を見張る必要が出て来た
社内でも平気でイチャつきだしたからね
双方に注意を促してる身にもなれっての



でもそんな折、マリナさんが帰って来た
香月さんを見て興味を沸かせていたのは
かなり落ち込んだけど
やっぱり自分はマリナさんじゃないと
ダメなんだって思い知った



それを機に、カンナが香月さんに対する
独占欲が増したの
少々呆れつつ、羨ましくもあった
マリナさんはそうじゃないから
目の前に居る子をとことん甘やかす存在
だからそれは私じゃなくても、といった感じ
私が特別に思われてる素振りはないし
長年の片想いを拗らせているだけだった







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