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あなたの一番になりたいのに
第1章 【こんなにも好きなのに】





ごめんなさい、
お酒、少しだけ飲んじゃいました
緊張解す為にアルコール低めのを頼んだ
お水を飲ませてくれて
髪を撫でてくれるから甘えてしまう



「帰ろうか」


「カンナさん、今日は私の家に泊まりますか?」


「うん、そうしようかな」



お姉さんにお別れの挨拶をしてカンナさんと
お店を出る



「ミオ」



呼び止められて振り向いたら
チュッと触れるだけのキス
至近距離で見つめ合って
「もう1回呼んでください」とお強請り



「ミオ」


「え?」


「ん?」



目をパチクリしてよーく見てみる
あれ?違う…カンナさんじゃない?
キョロキョロしてカンナさんを探すも
腰から引き寄せられて鼻の先がくっつくほどの距離



「好きだよ、ミオ」



この目に捕まったら最後……
やっぱりカンナさんだ……
唇が触れる寸前で横から引き剥がされた
間一髪で止めに入ったのがカンナさんだった
え…?やっぱり…この人はお姉さん
アルコールが完全に回ってフラつく私を
自分の車に乗せてくれた
そこで記憶は途切れた



次に目覚めたのは早朝
完全にやってしまった、と猛烈に反省している
隣に寝ているのはカンナさん
あの後、カンナさんの家に連れて帰られたんだ
そっとベッドから降りると
「ミオ…」と呼ばれて肩が上がる



「あ……ごめんなさい!」



思わず後退り、床で土下座していた
カンナさんも降りてきて肩に触れてくる



「顔上げて?ミオ」


「本当にごめんなさい…」


「うん、大丈夫だから」


「大丈夫…じゃないです、私…私…お姉さんとっ」



酔っていたなんて完全なる言い訳
お姉さんと普通にキスしてる
声で何となく違うのかな?って気付き始めて
その後またキスしたのかな
わからないけど、もし見られてたら
カンナさんを傷付けた
いや、見られてなくとも事実は変えられない
最低な事をしたんだ……



それなのに優しいキスで私の言葉を遮る



許しちゃダメですよ、こんな私……







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