この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あなたの一番になりたいのに
第2章 【誰よりも愛しているのに】
「ごめん……ごめんね」とかなり弱々しい
実はね、あからさまに態度に出て
私を取り返そうとするあなたに心を奪われてた
めちゃくちゃ大胆だし、
めちゃくちゃ焦ってるじゃんって
怒ってる姿も、
気持ちぶつけた後に我に返ってる姿も
本当は全部、愛おしい
きっと他の人だったら縛られて嫌悪感を抱くよね
不思議と私は落ち着いてる
取り乱してくれてホッとしてる
嫌われるんじゃないかって泣きそうな顔
そんな事は絶対にないのに
全部把握してくれてて良いんだよ?
寧ろ、そうして欲しい
「私も入れてるから」と彼女のGPSも私の
スマホに入っていた
ほとんど一緒に居るのにね
だから告白された事も、断る事も伝えてある
再び肩に顔を埋めて
「ミオの事は信用してる、問題はアイツだ」と
また怒らせてしまったみたいだ
そんな彼女の頬を包み込み安心させてあげるのが
私の役目だとも思ってる
「今後もお付き合いのある取引先の人ですよね?そんな風に言っちゃダメ、私の事を信用してくれてるなら任せてください」
「でも…」
「あ、断ったからと言って仕事に支障が出たりするのかな」
「そんな事は絶対にさせない」
「うん、じゃあこの話はもう終わり、ほら、もう行かなきゃでしょ?」
もうすぐ約束の30分が経ってしまう
「断る日、決まったら教えて」
「もしかして待機しとくの?」
「ダメ?」
「んふふ、わかりました」
ギリギリの時間までキスされた
本当、追い払わないとずっとしてるんだもん
会社に居る時と全然違う
こっちが本来の彼女なんだよね?
ギャップが凄い
追い払ったのに、行ってしまうと寂しくなる
さっきまで触れてた温もりがこんなにも
恋しくなるなんて……
私も私で重症だな……
仕事が終われば真っ直ぐ帰って来てくれる
小さな花束を買って来てくれたり
似合いそうってだけでピアスをプレゼント
してくれたりと
相変わらず溺愛されてるんだなって感じてる
だからこそ、早く全部思い出したいのに……

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


