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あなたの一番になりたいのに
第3章 【あなただけで良いのに】
車に乗せられ、シートを倒された
「寝てて」と言われ病院へ向かう
連絡も先に入れていたみたいで
すぐに対応してくれた
検査の結果はやっぱり異常なしで
一次的な記憶の混乱だろう、との事だった
フラッシュバックもあったので
薬を服用するか聞かれたが断る
不思議とカンナさんを見たら心が落ち着いたから
点滴を受けながら病室で2人きり
窓の外を眺めて背を向けているカンナさんに
「すぐに連絡出来なくてごめんなさい」と告げる
振り返り、ベッドに腰掛けてくれた
目が合って前髪に触れてきた
「無事で良かった」
たった一言であなたはいとも簡単に私を泣かせる
額にキスされて抱き締められる
進藤さんから連絡を受けた時の気持ち、
どれほど辛かっただろう
きっとまた張り裂けるような思いをさせたよね
「カンナさぁ…ん……」
「うん、わかってる……わかってるから」
「うっ…うぅ…っ」
「泣かないで、信じてるから大丈夫」
「……お仕置きしてくれないの?」
「……コラ、安静にしてないとでしょ?」
自分から言うなんてどうかしてる
ただ、いつものカンナさんじゃないから
不安にもなるよ
怒ってるんじゃないかって
見限れるんじゃないかって
離れて行くんじゃないかって……
「ミオ、苦しい時に傍に居てやれなくてごめん、気付いてあげれなかった自分が歯痒い」
「カンナさんのせいじゃない、誰も予測出来なかった事なんで仕方ないです、自分でもびっくりしたので」
「更に縛っちゃうけど良い?私が一緒に居れない時はSP着けるかも」
SPはやり過ぎだと思うけどカンナさんの目は本気だ
彼女の手を取り、頬擦りする
「誰かと一緒に行動します、一人にならないように気をつける」
「うん、もう今日みたいなのヤダ…」
俯く顔に手を添えてゆっくり引き寄せる
キスしてください、カンナさん……
チュ…と触れ合って啄むと
後頭部に手を添えて深いキスをしてくれた

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